
ヌーア・ヌガリ
リヤド:サウジアラビアとロシアは、世界の石油市場を安定化し、共同プロジェクトの数を3倍に増やすべく、協力して取り組んでいると両国の高官が土曜日に述べた。
貿易、経済、科学、技術分野の協力に関するサウジとロシアの政府間委員会の両国議長らが、3月末の本会議に向けた準備のためにリヤドで会談した。
「我々は世界の石油市場安定化に向けて、サウジと協力して取り組んでいます」と、ロシアの元エネルギー相で現在は副首相であるアレクサンドル・ノヴァク氏は述べた。
サウジエネルギー相のアブドゥル・アジズ・ビン・サルマン王子は、「委員会の来たる第7回会議は、この進展を強化するのみならず、金融・銀行業、インフラ・都市開発、デジタル経済・スマートシティー、輸送・物流、中小企業、スポーツといった新たな分野における協力への道を開くものでもあります」と述べた。
「2020年から2023年にかけての新たな指針は、目指すものがさらに野心的となり、新たなプロジェクト数が3倍に増えます。これは、サウジアラビアとロシアの協力関係をさらに拡大したいとの切実な望みを表すものです」
「現在計画しているのは、新たに72件の取り組みを追加することです。3月末の本会議では、達成状況を皆さんにお知らせします。そこが我々の取り組みの素晴らしい点で、取り組みの主要業績評価を指標化しているのです」
宇宙、情報技術、通信といったハイテク分野から、教育、知的交流、文化活動に至るまで、幅広い経済や社会の活動分野における協力が強化されることになる。
両国が互いに行き来することで協力関係が強化され、二国間貿易は60%以上増加したとノヴァク氏は述べた。
石油、ガス、電力、エネルギー効率、代替エネルギーにおける両国の関連当局間の協力を強化し、協力関係の中で直面するいかなる課題についてもその克服を支援する重要性について、両大臣は意見の一致を確認した。
さらに、工業、宇宙、情報通信技術、都市開発、金融銀行業、輸送、教育、文化の分野における協力も強化される。
アブドゥル・アジズ王子は、原油産出量の水準を協議する1月4日のOPECプラス会議に先立ち、石油市場の投機家たちに対する批判を改めて表明した。
「我々は、いかにして投機の裏をかくかを話し合っています」と彼は述べた。「投機家たちは翻弄させられることになるでしょう」
「我々が4日の日にどのようにするかは、4日当日にならなければ誰にも分かりません。これまでもそうですが、この先もずっとこのやり方をとっていきます」
「知っての通り、合意には多くの国が参加しますが、常にそうであるように、我々は決定前に共通の見解を出し、共通の見解に基づいて取り組むことになります」
ロシアについてアブドゥル・アジズ王子は、「我々は両国の二国間関係について共通の認識を持っており、安定した持続可能な市場を実現させるために取り組んでいます。持続可能性と安定性を継続させることが重要な柱です」と述べた。