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サウジアラビアの香水王フセイン・バクリー・ガッザズ(Hussein Bakry Gazzaz)氏が95歳で逝去

2014年のインタビューでガッザズ氏は「1920年代にカイロで見たものを祖国サウジアラビアにもたらすことが私の夢だった」と語った。(他社提供)
2014年のインタビューでガッザズ氏は「1920年代にカイロで見たものを祖国サウジアラビアにもたらすことが私の夢だった」と語った。(他社提供)
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09 Jan 2021 01:01:06 GMT9
09 Jan 2021 01:01:06 GMT9
  • サウジアラビアで最も著名な有力者の葬儀が彼の生まれ故郷で執り行われる

ムハンマド・アル=キナーニー

ジッダ:サウジアラビアのビジネス界の人々が、同国で最も著名な有力者フセイン・バク  リー・ガッザズ氏の死を悼む。彼は1月7日(木)に95歳で逝去した。

ガッザズ氏の葬儀が生まれ故郷メッカで執り行われた。

ガッザズ氏はサウジアラビアの香水部門で最も著名なビジネスマンの一人で、1925年生まれだった。

幼年時代に家族とともにエジプトへ移り住み、そこで教育を受けた後にサウジアラビアへ 戻って小さな香水会社を始めたが、それがやがて中東最大の香水会社の一つに成長した。

2014年にファッション雑誌「ヒア(Hia)」とのインタビューで、ガッザズ氏は1920年代後半から1930年代初頭のエジプトを「東洋のパリ」と表現した。

彼によると、カイロの美しい街並みや店々が「メッカから来た男の子」の心に強烈なインパクトを残したという。

ガッザズ氏はインタビューの中で、子供の幼少時代の夢はあらゆる成功の基礎になると語っている。

「夢は変わらない。しかし夢見た後でどうするかは人それぞれだ。普通の人たちは成功を夢見るが、その夢に対する信念が強いほど、それを実現させる可能性が高くなる。夢を目指す動機の強さは人によって異なる」と彼は語った。

「1920年代にカイロで見たものを祖国サウジアラビアにもたらすことが私の夢だった。1950年代に別の夢を持つようになった。それは祖国の街並みや美しさをパリのようにすることだった。自分の夢を実現させるには必死で仕事をするしかないと強く信じていた。夢は我々とともに生き続け、我々は死ぬまで夢を見続けるべきだ」と彼は述べた。

彼の企業のウェブサイトによると、フセイン・バクリー・ガッザズ&カンパニー(GAZZAZ)は1942年に創業し、その時ガッザズ氏はフラグランスを輸入するサウジアラビアで最初の代理販売者となった。

77年間にわたってGAZZAZのブランドネームは拡大を続け、化粧品、腕時計、カフリンク、ペン、ギフト、アンティーク、ヘア用品、アクセサリー、レザー製品、その他の高級品を商品に加えていった。

彼らの主要ブランドにはディオール、グッチ、ヴェルサーチ、カルティエ、シャネル、イヴ・サンローラン(YSL)、モンブラン、ダンヒル、デュポンが含まれる。

2001年5月、ジャック・シラク元フランス大統領はガッザズ氏に1990年代の中東における最大の化粧品輸入業者として「名誉勲章」を授与した。

ガッザズの一連のショールームは、サウジアラビアおよび中東で高級品部門の最強の小売グ ループとなっている。

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