
アラブニュース
リヤド:サウジアラビアは、サウジアラビア北西部にあるNEOMに巨大なゼロカーボン都市を建設すると発表した。
「The Line」と名付けられたプロジェクトには、100万人の人々が居住し、自動車や道路は一切ないと、モハメド・ビン・サルマン皇太子は日曜日に公開された動画の中で語った。
この都市は、170キロにわたるベルト状の「ハイパーコネクテッド未来型コミュニティ」で、自然環境を取り囲んで建設される予定であるという。
NEOMの声明によると、このプロジェクトは、インフラ、公害、交通や人の混雑など、人類が直面している最も差し迫った課題のいくつかに直接応えるものだという。
NEOM内の自然の95%を保全する「革命的な」都市の建設は、今年の第1四半期に開始される予定である。
このプロジェクトは、NEOMですでに進行中の大規模な開発の一部を形成するものである。
モハメド皇太子は、次のように述べている。「歴史の中で、都市はその市民を守るために建設されてきました。産業革命以降、都市は人よりも機械、車、工場を優先しました。世界で最も先進的な都市では、人々は人生の何年分かを通勤に費やしています。」
「2050年までに通勤時間は2倍になるでしょう。 2050年までに10億の人々が CO2の排出や海面上昇のために 移転を余儀なくされるでしょう。 90%の人々が汚染された空気を吸っています。どうして開発のために自然を犠牲にしなければならないのでしょうか?どうして公害のために毎年700万人もの人が亡くならなければならないのでしょうか?どうして交通事故により毎年100万人もの人が犠牲にならなければならないのでしょうか?また、なぜ私たちは人生の何年分かを無駄にして通勤することを受け入れなければならないのでしょうか?」
「したがって私たちは、従来の都市の概念を未来的なものに変えていく必要があります 」と皇太子は付け加えた。「本日、NEOMの理事長として、ここにTHE LINEをご紹介します。NEOM内の自然の95%を保全する全長170km、自動車ゼロ、道路ゼロ、温室効果ガス排出量ゼロの、人口100万人の都市です。」