• 連合軍の広報官は、攻撃は民間人を標的にしたものであると述べた。
• イエメンのアル＝イリヤニ情報相は、イランの支援を受けた民兵によるイッブ州の国立博物館の略奪を非難した。

アラブニュース

リヤド：アラブ連合は日曜日の夜、イエメンのフーシ派民兵がサウジアラビアに向けて発射した3機の爆弾型無人機を迎撃し、破壊したと国営通信社SPAが報じた。

無人機は「南部地域の民間施設や民間人を標的にし、計画的かつ意図的に発射された」と、アラブ連合の広報官、トゥルキ・アル・マリキ大佐は述べた。

SPAの報道によると、アラブ連合軍は同日の早朝に王国南部を標的とした別のフーシ派の無人機を迎撃した。日曜日に破壊された無人機は合計で4 つとなる。

アル・マリキ大佐はまた、攻撃は民間人を目標とし、地域および国際社会の安全保障を脅かすものであると述べた。

クウェートはサウジアラビアの領土が継続的に標的とされていることを非難し、「これらの凶悪犯罪が続けば、王国と地域の安全保障が脅かされることになる」と述べた。

外務省は、今回の攻撃は、民間地域への攻撃を禁止する国際法および人道法への露骨な違反であり、国際社会、特に国連安全保障理事会が、これらの攻撃を抑制し、停止させるために即時に行動をとる必要があると述べた。

同省はクウェートはサウジアラビアを全面的に支持し、同国の安全保障、主権、および安定を維持するためのあらゆる措置を支援すると付け加えた

フーシ派民兵は、爆弾型無人機の使用を強化している。国連専門家委員会によると、同無人機はイラン製の無人機と設計・寸法・機能の面でほぼ同じであるという。

アラブ議会のアデル・アル・アスーミ議長は、今回の攻撃を非難し、王国の安全への脅威は、すなわちアラブの国家安全保障への脅威と見なされると述べた。

「フーシ派の民兵によるこれらの一連のテロ攻撃は、国際法によって保護された無実の民間人と民間施設を標的としたものであり、戦争犯罪に該当する」と彼は述べた。

同氏はまた、今回の攻撃はフーシ派による「国際社会に対する明白な反抗と、民間人の保護を保証するすべての国際法、慣習、協定への軽視」のあらわれであると述べた。

アル・アスーミ氏は、国際社会に対し、フーシ派民兵と彼らに資金と武器を提供して支援しているイラン政権に対して緊急の措置を取るよう求めた。また「断固たる抑止的な措置を取らないのであれば、（同集団が）地域に混沌と暴力と破壊をもたらすことを目的とした悪意ある計画を実行に移し続けることを看過する結果となる」と警告した。

イスラム協力機構のアル＝オサマイーン事務局長もまた、連合軍の対応力を称賛する一方で、フーシ派が王国に向けて無人機を発射し続けていることを非難したとSPAが報じた。

一方、イエメン国営通信社の報道によると、イエメンのアル＝イリヤニ情報相は、イッブ州の国立博物館の略奪を行ったとしてイランの支援を受けた民兵を非難した。

アル＝イリヤニ大臣によると、2014年9月のクーデター以来、略奪や国の写本の違法販売が横行しており、問題の攻撃もその一貫であるという。

イエメンでの戦闘は、2015年にフーシ派が国連の承認を受けたアベド・ラーボ・マンスール・ハディ大統領の政府を転覆させたことで激化した。米英仏の支援を受けた連合軍は、正統な政府を政権に復帰させるために軍事作戦を開始した。