
サウジアラビア軍事産業 (SAMI) は、今週、国際防衛展覧会 (IDEX) の開催期間中に、国際企業および政府当局との間にいくつかの協業契約を結んだ。
公的投資基金 (PIF) の完全子会社であるSAMIは、サウジアラビアのビジョン2030の一環として、王国の防衛力の強化および軍事産業の現地産業化を目指している。
SAMIのワリド・ビン・アブドゥルマジード・アブ・ハーレドCEOは、「私達は、2021年IDEXへの参加により、目覚ましい成功を収めたことを嬉しく思います」と話した。
「これにより、私達は新たな成果を生み出すことになり、サウジアラビアは世界の軍事体系をリードする有数の製造国となるでしょう。」
SAMIは、米国の世界最大手の軍事防衛企業、ロッキード・マーティン社との間に合弁事業契約を結んだ。この事業は、ヘリコプターおよび固定翼航空機の製造、保守、修理ならびにソフトウェアテクノロジーの製造能力の開発を行う予定だ。
SAMIは、ニムル社との間にも協業契約を結んだ。ニムル社は、アブダビを拠点とするエッジ・テクノロジー・グループのグループ会社だ。この協定により、この2社は、軍用・警備用装甲車両に協力して取り組むことが可能となる。また、これにより、軍事産業の分野においてサウジアラビアとアラブ首長国連邦は初めて協力関係を結ぶこととなった。
サウジアラビアのGAMIは、来年のIDEXにおいても戦略的協業関係を結ぶよう、SAMIとの間に契約を結んだ。
展覧会開催期間の5日間で、GAMIのアハメド・ビン・アブドゥル・アズィーズ・アル=オハリ理事は、サウジアラビアの駐UAEトゥルキ・ビン・アブドゥッラー・アル=ダヒル大使 とともにサウジアラビアのパビリオンを訪れた。
パビリオンには、アブダビのムハンマド・ ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン皇太子兼アラブ首長国連邦軍副最高司令官とUAEのサイフ・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン副首相も足を運んだ。