
アラブニュース
ニューヨーク:サウジアラビアは月曜日、イエメンの人道危機に対する国連の対応に4億3千万ドルの拠出を約束した。
サルマン国王人道援助救援センター(KSrelief)の統括責任者アブドラ・アル・ラビア博士は、スウェーデンとスイスが共催した支援を呼びかけるオンライン会議の中で支援金拠出の発表を行った。
「イエメンの人々の苦しみを軽減したいという熱意から、サウジアラビア王国が国連機関、国際機関、そしてイエメンや地域のNGOを通じて実施されるイエメン人道的対応計画2021を支援するために4億3千万ドルの拠出を約束することを発表できることを嬉しく思う」とアル・ラビア博士は会議で語った。
博士は、サウジアラビアは困窮する数百万人の人々に支援を提供しており、人道危機の影響を軽減するという目標を共有していると述べた。
博士は、サウジアラビアが地域的にも国際的にも、特にイエメンで人道的援助を提供する上で最大の支援提供国の1つとなっていると付け加えた。
「我々は今日、イエメンが既に直面している人道危機に加え、新型コロナウイルス感染症のパンデミックがもたらした経済・医療・政治における追加的な課題に直面する中で会合を行っている」と博士は述べた。
アル・ラビア博士は、イランの支援を受けるフーシ派民兵組織がマリブ県での最近の攻撃により危機を大きく激化させたと述べた。マリブはイエメン国内避難民の安全な避難先だった。
「フーシ派民兵組織はまた、テロ行為を拡大して近隣諸国を脅かしている」とアル・ラビア博士は述べた。
博士は、サウジアラビアの民間人居住地域を標的とした国境を越えた攻撃の増加に言及していた。
「イエメンの人々を守り、イエメンの安全・安定・発展、そして最終的には地域と世界のための持続可能な解決を達成するために、国際社会が毅然とした揺るがない態度を取ることが求められている」とアル・ラビア博士は述べた。
会議では、国連が要請していた38億5千万ドルのうち、合計17億ドルの拠出が約束された。