
アラブニュース
ジェッダ:ジェッダ保健局は4日(木)、自宅療養者に向けたコロナワクチン接種プログラムを開始した。
保健省が支援する同プログラムは成人の自宅療養者および同居する成人に向けて設定されたもの。
同省の報道官モハメッド・アル=アブド・アル=アリ博士は4日(木)、サウジアラビアのコロナ感染率は変動を続けており、依然動向を注視していると語った。
またアル=アリ博士は予防措置を遵守することの重要性を強調した。
サウジアラビアでは4日(木)、新たに新型コロナウイルス関連の死亡者4人が報告され、死亡者の合計は6,514人となった。保健省は新規感染患者375人を報告し、累計感染者数は378,708人となる。現感染者数は2,581人、うち503人が重体となっている。
同省によると新規感染患者の162人はリヤド、66人はマッカ、61人は東部州、14人はマディナで報告された。
また336人が回復し、回復患者の合計は369,613人となった。
サウジアラビアはこれまで13,829,692件のPCR検査を行い、過去24時間には47,118件の検査が実施されている。
保健省が検査・治療用施設として設立したサウジのクリニックはパンデミックが始まって以来何十万人もの王国の人々を支えてきた。
これらの検査施設には、ターカッド(確認)センターとテタンマン(安心)クリニックがある。
ターカッドセンターでは無症状か症状が軽い人、または感染者と接触した恐れのある人に検査を実施する一方、テタンマンクリニックは発熱、味覚・嗅覚異常、呼吸困難等の症状がある人に診療を行う。
いずれの施設での診療も同省のSehhatyアプリから予約が可能。
アル=アリ博士によると、医療サービスはすべてのセンターや施設で引き続き実施中だという。ターカッドセンターはこれまで 7,602,845件の検査を実施し、テタンマンクリニックでは2,046,344人の診療に当たっている。
また、937のコールセンターではこれまで計28,557,611人に対して医療相談サービスを提供している。
これまで計1,093,468人がドライブスルー方式を含む405カ所の接種施設で接種を受けており、引き続きサウジ人および王国に居住する外国人に向けて接種が実施される予定。
一方、王国病院がワクチン接種を行う初の民間病院として認定された。王国病院は全国接種計画で以前ワクチンの無料提供を行っている。
王国病院と保健省との間で戦略的提携合意が締結された。ワクチン接種を受ける資格のある人の受け入れ日程はまもなく発表される予定。
王国病院によると、ワクチン接種者はキング・アブドゥルアズィーズ通りとアル=ツママ通りの交差点に位置する本部VIPセンターの特別ゲートからの受け入れとなる。医療スタッフが国の認定電子システムに接種者とワクチンのデータ記録を行う。