ドバイ:エジプトの旅行者の一人、オマール・ノックさんは、飛行機を使わずにエジプトから日本まで旅行するという、多くの人が考えもしない偉業に挑戦している。
オマールさんは2月8日、紅海を通る貨物フェリーでカイロからサウジアラビアに移動し、正式に旅を始めた。最初の目的地はタブークからアル・ウラー、そしてジェッダで、その後UAEまで車で移動した。
エジプト人旅行者は現在、冒険の97日目を迎え、アフガニスタンに到着している。
アラブ・ニュース・ジャパンの取材に対し、オマールさんは陸路の旅を楽しんでいると語った。
「陸路の旅が好きなのは、特定の場所だけでなく、できるだけ多くの世界を見たいからです。日本を選んだのは、エジプトから一番遠い国だったからです」
「僕はヨーロッパやアメリカを広く旅してきました。東の方角には行ったことがないんです」とオマールさんは付け加えた。
この探検家は、毎日短いビデオを投稿し、その日にいる場所、何をしているのか、今いる国の景色を紹介することで、ソーシャルメディアの視聴者を彼の旅に誘っている。
多くの視聴者は、パスポート・インデックス2024で75位にランクされているエジプトのパスポートで、なぜ彼が旅をすることができるのか疑問に思うかもしれない。
「エジプトのパスポートの他に、ドイツのパスポートも持っています」とオマールさんはアラブニュース・ジャパンに語った。「ですから、訪れる国によって使い分けています。例えば、サウジアラビアとUAEではドイツのパスポートを使いました」
しかし、イランに関しては、ビザなしで入国できるため、エジプトのパスポートを使っているという。
渡航前にビザや入国許可証を申請したかどうか尋ねると、オマールさんは 「流れに身を任せていました 」と説明した。
「私は通常、次に行く国がどこかを調べ、それに基づいてその国でビザを申請します。だから、イランでアフガニスタンのビザを申請しました」
オマールさんがどのルートを取るかについては、季節によるという。
「冬の間は、気候がそれほど寒くないので、もっと南、つまりインドまで行くつもりです」
当初、オマールさんはイランの後にトルクメニスタンに移動する予定だったが、同国がビザを許可しなかったため、ルートを変更せざるを得なかった。
「物事は変わり続けます。途中でできるだけ多くのものを見るためにジグザグに移動して、天候の面でも適切な時期に適切な場所にいるように心がけています」と彼は付け加えた。
オマールさんは、来年の夏までには日本に到着する予定だという。
SNSのコメント欄には、なぜそんなに時間がかけるのかと質問する人が多いという。
「そう聞かれたら、目的地に到着することだけが目的ではないと説明してます。日本に行きたいだけなら、2週間もあれば行けるかもしれません」とアラブニュース・ジャパンに語った。「しかし、ジグザグに移動し、移動時間が長いため、休息日を取って回復することが重要なのです」
29歳のエジプト人は、旅に出る前はネガティブなことは考えないようにしていたという。しかし、彼は旅行中、言葉や文化の壁といったある種のものには気を付けている。
「安全という点では、アジアの国々はラテンアメリカなどよりもはるかに安全です。しかし、アジアで情報を見つけるのはもっと難しいです」
以前、ヨーロッパやラテンアメリカを旅行したときと比べると、オマールさんは、アジア諸国とは対照的に、宿泊施設や旅行経路に関する情報をオンラインで簡単に見つけることができた。
「今は、現地の人々との交流に頼らざるを得ないです」
「私が直面しているもう一つの課題は、ヨーロッパのように外国人旅行者やバックパッカーがあまりいないことです」とオマールさんは付け加えた。
この旅行者はアラブニュース・ジャパンの取材に対し、各国を訪れる前に出来上がっているオピニオンや偏見を持たないようにしていると語った。
「メディアは特定の国を否定的に見せたりしますが、実際はその国も他の国と同じで、普通の道りやレストランなどがあります」
オマールさんは、冒険の動画を毎日投稿するようになってから、彼のソーシャルメディアは多くの支持を得るようになったと語った。現在、彼のインスタグラムのフォロワーは132,000人を超えている。
「私のフォロワーは、私の動画を通して私の旅の冒険を一緒に体験することを楽しんでくれていると思います。ブラジル、ナイジェリア、カナダなど、とても多様な視聴者がいます」と彼は付け加えた。
「日本からのフォロワーや日本に住んでいる外国人のフォロワーもたくさんいます。日本語で 『待っています 』というコメントをたくさんもらうよ」
オマールさんは、日本に到着するのがとても楽しみで、このアジアの国に到着する瞬間を毎日考えていると語った。
彼は、毎日こちらのインスタグラム・ページに近況を投稿している。