アラブニュース
リヤド:サウジアラビア、将来のパンデミック予防に向けた取り組みを後押しするためグローバルパンデミック基金に5,000万ドル投入へ。サウジアラビア通信社が16日に報じた。
この声明は、サウジアラビアのファイサル・ビン・ファルハーン外務大臣が、G20バリ・サミットの中で、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子殿下に代わり発表した。
このイニシアチブは、王国がG20の議長国を務めた年に発表した内容の一部であり、サミットに集まった首脳たちは、パンデミックへの対応手続きのギャップに対処しようとするサウジアラビアの試みを称賛した。
そこには、国際機関と協力した取り組みにおいて、サウジアラビアがいわゆるACTアクセラレーター(新型コロナ感染症収束に向けたツール開発・生産の加速化および公平なアクセス実現に向けた国際協働の枠組み)を立ち上げるという内容が含まれていた。
このパンデミック基金は、開発途上国が地域および世界で将来発生するパンデミックに対応し、またそれを予防できるように財政支援を提供する。
基金は、研究所、感染症の監視、緊急時の連絡と管理、地域で取り組むイニシアチブ、医療従事者の育成といったものに対し資金を提供する。
サウジアラビアが、他の国々や機関、国際的な非営利団体とともに提供した総額14億ドルの支援は、疫学的データの共有、医療および非医療対策手配の調整、各規制措置間の調整をおこなうための地域的および世界的な取り組みを強化することを目的としている。