
アラブニュース
リヤド:サウジアラビア東部の石油貯蔵施設へのテロは3月7日、地域内と国内で非難を招いた。
ラスタヌラ港へのドローン攻撃と、サウジアラムコの住宅区域へのミサイル攻撃未遂は、世界のエネルギー供給元を狙ったものだ、と王国は述べた。ラスタヌラは、世界屈指の大規模な石油積み出し港であり、ダーランにあるサウジアラムコの複合施設には、世界中から来た労働者とその家族たちが暮らしている。
湾岸協力会議(GCC)のナーイフ・アル・ハジュラフ事務局長は、次のように述べた。「このようなテロは、王国の安全と経済力を標的にしているだけでなく、世界的な経済・石油供給の中枢部と、世界のエネルギー安全保障を標的にしています」
湾岸諸国は王国を支持する、と同事務局長は述べ、湾岸協力会議はサウジアラビアの国力を守るために、必要な取れる限りのあらゆる手段で、サウジアラビアを支えると付け加えた。
バーレーンもまた、こうしたテロを強く非難し、テロリストたちは国際法違反だと宣告した。
ワシントンでは、共和党の上院外交委員会の一員であるビル・ハガティ上院議員は、ジョー・バイデン大統領のイランに対するアプローチが、イランの政権をつけあがらせたので、同政権は代理者を使って、サウジアラビアへさらにテロを仕掛けるようになってしまったのだと述べた。
「本日のさらにもう1つのサウジアラビアに対するミサイル攻撃は、イランが支援する者たちの攻撃であることを示す顕著な特徴がありました」と、同上院議員は述べた。イラン政府への制裁を軽減してやりたいというバイデン(大統領)の願望が、イランの宗教指導者たちをつけあがらせ、我々と我々の同盟国に対する攻撃性を高めさせているようです」
Yet another missile strike against Saudi Arabia today with all the hallmarks of an Iranian-backed attack. It seems @POTUS Biden’s desire to give Tehran sanctions relief is emboldening the mullahs to escalate their aggression against us and our allies. https://t.co/krI1FWtZhv
— Senator Bill Hagerty (@SenatorHagerty) March 7, 2021
ジブチのイスマイル・オマル・ゲレ大統領が王国との連帯を表明
彼は国際社会に対し、世界の安全と安定を脅かすこのテロ行為を終わらせることも呼びかけた。アラブ議会のアデル・ビン・アブドゥールラフマン・アルアスーミ議長は国際社会に対し、地域の安全と安定を脅かし、世界経済に影響を与えることを目的とするそれらの攻撃を終わらせるように呼びかけた。
イスラム協力機構の事務総長ユースフ・アルウサイミン博士も、攻撃は様々な国籍の数千人のサウジアラムコ社員とその家族の命に脅威をもたらしていると述べたと、国営通信社SPAが伝えた。
カタールの石油省は、極めて重要な施設を標的にすることは、国際法に違反する破壊行為であり、世界のエネルギー供給の安全と安定に影響を与えるかもしれないと述べた。
エジプトでは外務省が、王国と、これらの卑劣で破壊的で過激な行為に対処するために王国が取る手段を支持すると述べた。
パレスチナの大統領もこの攻撃を非難し、サウジアラビアに対するフーシの過激主義的な行為は国際法の甚だしい違反であると述べた。
クウェートの外務省は、それらの過激派の犯罪は王国の安全を害し、地域の安定を弱体化させ、戦争を継続すること、および政治的解決を目指す国際的な努力を無視することへのこだわり示すと述べた。