
ヘブシ・アル・シャマリ
通信情報技術省(MCIT)が創設したデジタルイノベーション賞の最初の受賞者は申請手続き終了後の4月25日に開かれる授賞式で発表される。
アラブニュースの取材に対し、同省デジタルイノベーションセンターのゼネラルディレクター、イブラヒム・アル・ナセル氏は、この賞の目的は、研究者や特許所持者のモチベーション向上によるデジタル研究奨励とデジタル特許の追求である。また支援を提供することで市場機会へと転換し得るデジタル研究とビジネスモデルの開発に貢献することも目的としていると述べた。
「(賞の)パートナーからの貢献という形で、数多くのサービスがデジタル研究や特許の開発者たちに提供される。最高のデジタル研究を採用する機会が民間・公共部門から提供される。大学レベルの機関で研究しているか、認定研究機関で働いているすべての研究者に(各チームに2人以上のメンバーがいて、その内1人はサウジアラビア人であることを条件に)応募資格が与えられた」と彼は伝えた。
デジタル研究について、賞の主催者は、対象となる研究は大学レベルのもので2017年以降のもの、そして市場における既存の問題を解決するためにプロトタイプ化可能なものであることを求めている。デジタル特許について、出願人は通信・情報技術の分野で特許を提供しなければならず、大学または認定研究機関出身でなければならない。また特許は以前に商業利用されていないものである必要がある。
MCITは、デジタル研究・開発におけるイノベーションと起業家精神の文化を促進するため、賞に加えてトレーニングプログラムも提供している。