
新しいプラントは、淡水生産1立方メートルにつき2.27キロワットアワーの電力消費量で操業する。
アラブニュース
リヤド:サウジアラビアのSaline Water Conversion Corporation(SWCC)は世界一エネルギー消費量の少ない淡水化プラントとしてギネス世界記録を樹立した。
新しいプラントは、淡水生産1立方メートルにつき2.27キロワットアワーの電力消費量で操業する。
SWCCは「世界の淡水化業界におけるリーダーシップを強化すること、王国のビジョン2030の目標達成のために計画を継続すること、現行および将来のすべての開発プロジェクトにおける現地調達を可能にすること」を目指していると伝えた。
SWCC adopts innovation and development in desalination industry with an investment approach that reflects on reducing operational costs and energy consumption in its environment friendly plants to achieve the Kingdom's Vision 2030 for water supply security pic.twitter.com/UoaEJ6NbS5
— الهيئة السعودية للمياه (@swa_gov) March 12, 2021
このサウジの政府機関によれば、エネルギー消費量が少なく操業と機動性における柔軟性の高い新たな高効率淡水化プラントの設計の革新を進め、それらの立ち上げや供給を拡大するために、自らが持つエンジニアリングや研究に関する専門知識を投じたとのことだ。
同社の幹部は世界記録の達成に貢献したが、これは「7ヶ月以上にわたる研究機関との緊密な連携の成果であり、これにより操業効率は向上し、エネルギー消費量をかつてないレベルにまで引き下げることが可能になる」
この新しいプラントは、サプライチェーンを発展させるために最新の国際仕様と基準で実装された環境に優しい逆浸透技術を利用して操業する。SWCCによれば、これにより操業コストが削減され、事業収益が達成されるとのことだ。
SWCCは、1日あたり560万立方メートルの淡水を生産する最大の淡水化プラントとして2019年にギネス世界記録を達成した。そして同時に2018年の世界記録である1日500万立方メートルの淡水生産という記録を破った。