
アラブニュース
リヤド:サウジアラビアのサルマン国王はアブドゥッラー2世との電話会談にてヨルダンとの連帯を確認したと、サウジ報道機関が日曜日に報じた。
また、国王は今回の電話会談にて、サウジアラビアは「ヨルダンの安全を守り、安定を維持するために国王がとったすべての措置を支持する」と述べている。
サルマン国王は、アブドゥッラー国王のリーダーシップの下、ヨルダンが幸福で安全であり、安定することを願った。
また、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子は、ヨルダン国王とフセイン・ビン・アブドゥッラー2世皇太子とも同様の電話会談を行なっている。
国王と皇太子の呼びかけは土曜日のアンマンでの拘束を受けて行われたもので、ヨルダンのアイマン・サファディ副首相はこれを国の不安定化を狙った「悪意のある陰謀」と呼んだ。
サファディ副首相は日曜日、同国のハムザ前皇太子がこの計画をめぐって国外の関係者と連絡を取っていたことを明らかにした。
アブドゥッラー国王は、国王と皇太子の支援と、あらゆる状況や危機においてヨルダンに寄り添うサウジアラビアの姿勢に、心からの感謝と謝意を表明している。
また、フセイン王子は皇太子に対し、サウジアラビアの指導者の支援に深い感謝と謝意を表明し、常にヨルダンに寄り添い、その安全と安定を支援する王国の姿勢を高く評価していると述べた。
ファイサル・ビン・ファルハン外務大臣は、両国の確固たる兄弟関係を強化し、共通の利益に資するあらゆるものに対する王国の姿勢と、サルマン国王および皇太子の無条件の支援の確認もしている。
同大臣は、ヨルダンに対する王国の支援は、あらゆる危機や状況において、また、政治、安全保障、経済、開発の様々な分野において、永続的かつ不変であると述べた。
外務省の声明によれば、同大臣は「国王がヨルダンの経済プロセスと包括的な開発ルネッサンス、そしてヨルダン国民の利益と幸福のためにつけるリーダーシップ」を称賛したとのことだ。
また、ファイサル王子は、ヨルダンの安定と繁栄が地域の安定と繁栄に不可欠であると付け加えた。
国王と皇太子からの電話は、土曜日の拘束が発表された直後にサウジアラビア王室が表明した支援の姿勢を改めて示すものだった。
王宮の声明では、「王国は、安全と安定を維持するために、アブドゥッラー国王と皇太子アル・フセイン・ビン・アブドゥラー2世殿下が行ったすべての決定と措置を、あらゆる能力をもって全面的に支持することを確約する」と述べている。