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サウジの保護者は学校再開の可能性を歓迎するも懸念は残る

パンデミックをきっかけに、サウジアラビア当局は、プラットフォーム「マドラサティ」、33の教育テレビチャンネル、YouTubeの授業チャンネル、国家教育プラットフォーム「アイン」などのプログラムを迅速に立ち上げた。(SPA)
パンデミックをきっかけに、サウジアラビア当局は、プラットフォーム「マドラサティ」、33の教育テレビチャンネル、YouTubeの授業チャンネル、国家教育プラットフォーム「アイン」などのプログラムを迅速に立ち上げた。(SPA)
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07 Apr 2021 10:04:32 GMT9
07 Apr 2021 10:04:32 GMT9
  • 教育相が全教職員へのワクチン接種計画を発表し、8月からの対面式授業再開への期待が高まる

ラワン・ラドワン

ジェッダ:遠隔学習で生じた課題に向き合う1年を経て、サウジアラビアの多くの保護者らは火曜日、子どもたちが近く全面的な対面授業に戻れる期待が高まり、ほっと一息をついた。

ハマド・アル・シェイク教育相は、8月の新学期開始前に、全てのレベルの全学校職員に新型コロナウイルスワクチンの接種を受けさせるスケジュールを発表した。これは、サウジアラビアの他の省庁や機関が、新しい日常に戻ることに備えて職員にワクチン接種を受けるよう求めた発表を踏まえたものだ。

学校再開の公式発表はまだないものの、アラブニュースが取材した保護者の多くは、今回の教育相の発言を、8月から子どもたちが対面式授業に戻れることが期待できる兆候として受け止めている。しかし中には、このことにより保健上のリスクが発生する可能性を懸念している人もおり、さらなる情報が必要だと語った。

ジェッダに住む中学生2人の母親、ウェサム・アブドゥルラティフは、アラブニュースに対し、午前9時から午後4時までの仕事と、学校のオンライン学習を両立させることが難しく、子どもたちが学校に戻れる見込みが出てきたことを非常に歓迎している。

「娘たちは朝早くから学校が始まり、教育に関しては真剣に取り組んでいますが、教職員のワクチン接種が完了したら、学校に戻れる可能性が高いというのは、ありがたく思います」と、彼女は語った。

「しかし、新型コロナウイルスの脅威は依然として残っています」と彼女は付け加え、自分も夫も複雑な思いを抱いていると語った。

「娘たちはもう幼くはなく、賢いので、どうすべきかわかっています」と、アブドゥルラティフは語った。「夫も私も、安全が確保できないとどうなるか、明確に伝えてきたので、娘たちは当たり前のように安全なソーシャルディスタンスを実践しています。ですが私たちは、娘たちが学校でも引き続き安全に過ごせるようにしたいと思っているのです」。

しかし、彼女は次のように付け加えた:「私たちは再び通常の生活に戻らなければならず、これは良いスタートなのです」。

ジェッダに住む専業主婦のシャザ・ナゼルは、5歳の息子のスラカが今年入学し、全力で遠隔授業を支援してきた。いくつかの限界や課題があったことは認めつつも、全体的には先生たちの努力に感動し、その素晴らしい仕事ぶりには賞賛と大きな敬意を払うに値すると付け加えた。

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「他の子どもたちよりも少し遅れて入学させましたが、彼の1日の中に学びを取り入れるようにしました」と、彼女はアラブニュースに語った。「例えば、数字や文字を学んだり、集中力が必要になるゲームをしたりするなど、私は全力でやってきました。スラカはいい子で、学ぶのが大好きです」。

「スラカにとっては学校に行くのは初めてだったので、それほど大変な学期ではありませんでした。彼は学ぶのが大好きで、まだ幼いので、先生の言うことを聞いて、できる限り授業についていくことができるのだと思います」。

「しかし、対面式の学校教育に勝るものはありません。私たちが集団免疫を獲得し、彼の学校の教職員が全員ワクチン接種を受ければ、学校に送り出すつもりです」。

息子は遠隔学習を楽しんで、上手くやっているようではあるものの、他の子どもたちと交流できる方がずっといいと、ナゼルは付け加えた。例えば、数日に一度の遊びの日に、数人のクラスメートの中に加わることができる時には、子どもがとても生き生きと、興奮している様子がわかると、彼女は語った。

ジッダのマシャエル・アル・ミンタクも同じ考えで、彼女の3歳の息子のユセフは、子どもとしての恩恵を享受し、友達を作って、直接一緒に遊ぶことを学ぶことが重要な、大事な成長の段階にあるのだと語った。しかし彼女は、対面式の授業で起こりうる保健上のリスクについて、まだ懸念を抱いている。

私たちは再び通常の生活に戻らなければならず、これは良いスタートなのです

ウェサム・アブドゥルラティフ

もし安全だと感じられず、子どもを家に居させた方がいいと感じたら、私は専業主婦なので、問題はありません」と、彼女はアラブニュースに語った。

月曜日、教育省は、幼児教育のためのプラットフォーム「マドラサティ(私の学校)」の更新版を公開すると発表した。昨年8月に導入されたこの遠隔学習プラットフォームでは、教師が仮想の教室を作ることができ、あらゆるレベルの生徒を対象に、プレゼンテーション、ビデオ、教科書、演習問題など、さまざまなコンテンツを提供している。

「学校や教師がワクチンを接種することは、誰もが安心して子どもを送り出すために重要なことですが、マドラサティのようなオンラインプラットフォームは、母親が子どもを家に居させる選択肢になるかもしれません」と、アル・ミンタクは付け加えた。

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