
アラブニュース
リヤド:アラブ連合軍は、フーシ派がサウジアラビアに向けて発射した弾道ミサイル5発と爆発物を搭載した無人機4機を破壊した。アル・エフバリヤが木曜日に報じた。
イランの支援を受けるフーシ派民兵組織はサウジアラビアに対して途切れることのない敵対行為を行っており、ジーザーンを標的とした今回の攻撃はその最新の事例だ。
アラブ連合軍のトゥルキ・アルマルキ報道官は国営サウジ通信が伝えた声明の中で、ジーザーン大学をはじめ、国際人道法で保護されている民間施設が標的になったと述べ、これらの行為は戦争犯罪だと付け加えた。
アルマルキ氏は、今回の攻撃はイエメンのサアダ県から行われたものだと付け加えた。
アラブ連合軍によると、今回の攻撃は組織的かつ意図的に民間人を狙ったフーシ派による敵対的な試みの延長だという。
2014年にイエメンの首都サヌアを占拠したフーシ派は、サウジアラビアに対する行動で非難されている。
サウジアラビア政府は、フーシ派による攻撃はサウジアラビアとその経済施設に対するものだけでなく、サウジアラビアの輸出品と石油供給の安全性という世界経済の中心に対するものであり、同時に海上航行にも影響を与えていると述べている。
サウジアラビアはイエメンの戦争を平和的に解決するための取り組みを一貫して支持してきた。
先週、サウジアラビアの国防副大臣ハリド・ビン・サルマン王子はイエメンのマイーン・アブドゥルマリク・サイード首相と会談し、サウジアラビアは「紛争を終結させ、停戦を実施し、人道的危機を緩和し、兄弟同然であるイエメンの人々の平和と繁栄を保証する政治的解決に向けたあらゆる取り組み」を支持することを改めて表明した。
3月、サウジアラビアは過去6年間にわたってイエメンを荒廃させてきた戦争を終結させるための和平イニシアチブを発表した。幅広い支持を得たこのイニシアチブには、国連の監督下での停戦、サヌア空港の再開、紛争の政治的解決に向けた新たな協議などが盛り込まれている。また、紅海のホデイダ港に対する規制が緩和され、船舶や貨物による同港の利用が可能になる。
国連のグテーレス事務総長はこの合意を支持し、すべての当事者にこの機会を利用して和平を追求し、「誠意を持って、前提条件なしに」進める方法についてマーチン・グリフィス特使と協力するよう促した。
イエメンのムアンマル・アルイリヤニ情報相は、国際社会のメンバーでフーシ派との接点を持つ国は、イランとの関係を断ち切り、サウジアラビアが主導する和平イニシアチブにコミットするようフーシ派に働きかけるために、その影響力を行使しなければならないと述べた。
アルイリヤニ氏は先週、アラブニュースのインタビューに応じ、「これらの国々は、支配地域の民間人に対する日常的な犯罪や侵害をやめるようフーシ派に圧力をかけなければならない。こうした行いは、戦争犯罪および人道に対する罪と考えられている」と語った。
イエメンの通信社が先月報じたところによると、フーシ派はイエメン戦争終結のためのサウジアラビアによるイニシアチブを「暫定的に」受け入れたが、和平案を最終的に承認する前に、サヌア空港からあらゆる目的地への制限のない飛行を認めるよう要求しているという。