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サウジアラビア全土に1,000万本を植樹 「Let’s Make it Green(もっとグリーンに)」キャンペーン

キャンペーンは、サウジアラビアの環境に適応し、灌漑の必要度も限られている在来樹種を植えることに注力したものだった。(提供写真)
キャンペーンは、サウジアラビアの環境に適応し、灌漑の必要度も限られている在来樹種を植えることに注力したものだった。(提供写真)
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23 Apr 2021 04:04:23 GMT9
23 Apr 2021 04:04:23 GMT9

アラブニュース

  • 「グリーン・サウジ」および「グリーン・ミドルイースト」のプロジェクトに沿って、今後もさらに多くの木を植える努力が続けられていくとのこと。

リヤド:植物による被覆を育くみ砂漠化を抑制するため、サウジアラビア全土の165カ所に1,000万本の木を植えるプロジェクトが順調に完了した。.

サウジアラビアの環境・水・農業省と国立植物被覆センターは、2020年10月に開始された「Let’s Make it Green(もっとグリーンに)」キャンペーンの成功裡の完了を発表した。

キャンペーンはサウジアラビアの13の州すべてで実施された。最も多くの植樹が行われたのは東部州で260万本以上、次いでマディーナ州の210万本以上、マッカ州の130万本超、ジーザーンとリヤドの両州は約100万本、カスィーム州の46万2,000本、アスィール州の27万本となっている。

バーハ州では30万本近くが植樹され、続いて北部国境州の14万2,000本以上、ジャウフ州の11万3,000本以上、ハーイル州の約8万5,000本、タブーク州の7万5,000本以上、そしてナジュラーン州の約5万2,000本と続いている。

キャンペーンは、サウジアラビアの環境に適応し、灌漑の必要度も限られている在来樹種を植えることに注力したものだった。(提供写真)

植物被覆センターのCEO、ハレド・アルアブド・アルカーディル博士は、今回のキャンペーンは過剰な放牧、伐採、抜根、都市のスプロール現象によって環境が悪化した地域に絶滅危惧種の樹木や低木を新たに植えるものだったと説明した。

「このキャンペーンは、サウジアラビアの環境に適応し、灌漑の必要度も限られている在来樹種を植えることに集中したものでした」とアルカーディル博士は語っている。

環境・水・農業省は、キャンペーンが持続可能性と節水の要件に沿っており、処理済廃水または海水を灌漑に使用することにより、国際的なベストプラクティスにも合致したものだと強調している。

植物被覆センターと環境・水・農業省は、多数の政府当局、民間組織、環境保護団体、およびコミュニティグループと協力して今回のプロジェクトを実行した。

アブドゥル・ラーマン・アルファドリー環境・水・農業大臣は次のように述べている。「この度の私たちのキャンペーンの成功は、サウジアラビアが地球環境保護のパイオニアとなり、環境保護の国際目標を達成し、植物による被覆を増やし、炭素排出量を減らし、さらに汚染や土地劣化と戦い、海洋生物を保護していくための、我が国のリーダー達の支援と指導力の成果なのです。」

大臣はまた、「グリーン・サウジ」および「グリーン・ミドルイースト」のプロジェクトに沿って、今後もさらに多くの木を植える努力が続けられていくだろうと付け加えた。

植物被覆センターのアルカーディル博士は、この「Let’s Make it Green」のキャンペーンにより、生物多様性が回復し、劣化していた植生被覆地が修復されるとともに、国の環境を保護し、国内における生活の質を向上させるため積極的に行動することの意義を訴える効果も大きかったと述べている。

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