
アラブニュース
リヤド:サウジアラビア当局は、混雑を防止し新型コロナまん延を防ぐため、全消費者に対しイード・アル=フィトル(ラマダンの終了を祝う大祭)用の買い物は時間帯をずらして行うよう要請した。
商務省は、オフピーク時に買い物をすることで行列や混雑を減らせると述べた。
同省は、いつでも買い物ができ消費者のニーズを満たせるよう、各店舗に営業時間の延長を指示した。
ネット通販の利用も、混雑を避け新型コロナウイルスのまん延防止に役立つと述べた。
加えて、予防措置や営業時間延長に従わない者、さらに外出禁止時間帯に移動許可を申請できる「タワカルナ」アプリを利用しない場合、最高刑が課されると発表した。
サウジアラビアでは27日に9人が新型コロナ関連で死亡し、死者総数は6922人となった。
保健省は、過去24時間に1045人の新規感染者が報告されたことを確認した。感染者数合計は41万4219名となる。
感染者合計のうち、未回復患者が9710人、重症患者が1277人となっている。
保険省によると、新規感染者は首都リヤドが419人で最も多く、続いてマッカ州が221人、東部州が155人、アシール州が50人、マディーナ州が37人だという。
同省はさらに、983人の患者が新型コロナから回復したと発表し、サウジアラビアでの回復者総数は39万7587人になった。
保健省は、感染防止対策を順守し、指示を守り、コロナワクチン接種を予約するよう改めて国民に呼びかけた。
新型コロナの世界的流行により、世界中で1億4800万人以上が感染し、死亡者数は約313万人に達している。