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サルマン国王、「継続的な安全と安定」のために祈る

王国中の礼拝者たちが、20,569カ所のモスクと野外礼拝所で、イード・アル・フィトルの礼拝を行った。(国営サウジ通信)
王国中の礼拝者たちが、20,569カ所のモスクと野外礼拝所で、イード・アル・フィトルの礼拝を行った。(国営サウジ通信)
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14 May 2021 06:05:31 GMT9
14 May 2021 06:05:31 GMT9
  • あらゆるモスクと礼拝所は、健康プロトコルを全面的に従っている

ディーマ・アル・ハディル

ジェッダ:サルマン国王が5月13日、NEOMでイードの祈りを行った。

その前に、国王はサウジの国民と住民、そして世界中のイスラーム教徒に挨拶した。

13日のツイートで、サルマン国王は次のように述べていた。「ラマダンの断食と祈りを終えた後、この聖なるイード・アル・フィトルを誠意と充足感の印とできたことを、私たちは全能の神に感謝致します」

「イードは希望、楽観、幸福を運びます。そして、全世界のあらゆる悪を清め、悪意から我々を守り、我々に継続的な安全、安定、安泰を与えていただいている神に祈ります」

世界は新型コロナウイルスのパンデミックの健康・社会・経済的影響に苦しんできたが、このイードは、こうした厳しい試練に打ち勝つ好機である、と国王は述べた。

「アラブ世界に安定をもたらすために講じた措置に対して、楽観的な見通しを持っており、この結果として、世界各地での安全と繁栄が広がっていく」と、国王は述べた。

「世界を襲ったこのパンデミックとの闘いには、我々全員に保健省が発表した公衆衛生措置を順守することが求められています。例えば、ソーシャルディスタンスやワクチン接種の必要性などです。ワクチン接種は、我々の大切な国民や住民のコミュニティーが、集団免疫を持つために役立つでしょう」と、国王は述べた。

マスクを着用した礼拝者たちが、イードの祈りを捧げるために、ソーシャルディスタンスの取られた道を通って、メッカの「グランドモスク」に入って行った。メディナの「預言者のモスク」の礼拝者たちも、COVID-19のプロトコルに従っていた。

サウジ人家族がイード・アル・フィトルの初日を祝うために集まる頃、王国の保健省は新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大に対抗するため、公衆衛生上の予防措置に人々が従うように促していた。

「イードでは、あなたの注意が必要なのです。用心してください。握手は完全に控えてください。必ずソーシャルディスタンスを取るようにしましょう。さらに、大きな集会は控えてください」と、タウフィク・アル・ラビア保健大臣が、この祝祭日の前日にツイートしていた。

「あなた自身の礼拝用敷物を持って、イードの礼拝に行き、いつもマスクを着用したままにし、イディヤを受け取ったり、与えたりした前後には、手を消毒してください。あなたと他の方の間に安全な距離を保ってください」と、アル・ラビア保健大臣は付け加えていた。また、同大臣は、子どもたちに祖父母へのハグやキスをさせないように、親たちに警告もし、こうした慣行は家族の中の高齢者を危険に晒す恐れがあると述べていた。

王国中の礼拝者たちが、20,569カ所のモスクと、イスラーム事項・宣教・善導省が設営した野外礼拝所で、イード・アル・フィトルの礼拝を行った。

モスクと礼拝場所には、COVID-19の感染拡大を防ぐために、当局が承認した健康プロトコルに従った施設が設置されていた。

イードの説教中に、イマームたちは断食とキヤムの祈りを終えたことへの神の恵み、ラマダン後の善行を続けることの重要性について話した。

その一方、サウジアラビアは13日、COVID-19関連で新たに11人が死亡したと発表した。死者数は現在、7,122人となっている。

保健相が1,116人の新規感染者を発表したことで、現在までのこの病気の累計感染者数は430,505人となっている。現感染者数は9,244人で、そのうちの1,344が重体だ。

同省によると、リヤドで新たに確認された感染者数は377人となり、メッカで320人、東部州で134人、メディナで71人が確認されたという。これに加えて、1,129がこの病気から回復したことで、累計回復者数は414,139人となっている。

サウジアラビアは現在までのところ、17,812,376回のPCR検査を実施しており、この24時間においても、71,457回の検査の実施している。

サウジ国民と王国に住む外国人は、COVID-19のワクチン注射を受け続けており、現在のところ、11,195,164人がワクチン接種を受けている。

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