Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter

サウジアラビアが、イタリアの専門家との会合でAI、産業革命を誓約

サウジアラビアのタブーク州に建設予定のNeomのイラスト。(Neom.com)
サウジアラビアのタブーク州に建設予定のNeomのイラスト。(Neom.com)
Short Url:
24 Jun 2021 01:06:44 GMT9
24 Jun 2021 01:06:44 GMT9
  • サウジアラビアのテックリーダーが円卓会議でAI産業への大きな野望を語る
  • NEOMなど今後予定されているメガプロジェクトは、AIの実験場となるだろう

フランチェスコ・ボンガッラ

ローマ:サウジアラビアは、イタリアのテクノロジー専門家との円卓会議で、人工知能(AI)の世界的リーダーになることを約束した。

火曜日に行われた議論で、サウジアラビアは、サウジ・ビジョン2030の改革計画に沿い、今後8年以内に同分野で支配的な力を持つようになることを約束し、イタリアとの協力に関心を持っていることを再確認した。

ロボット工学とAIが、このバーチャル円卓会議の主要テーマであった。会議は、サウジ国際戦略パートナーシップセンター、在リヤド・イタリア大使館、ICE Agenzia(イタリア貿易促進機構)が、イタリア工作機械・ロボット・自動化システム・周辺機器製造者協会(UCIMU)、イタリア工科大学、トリノ工科大学の協力を得て開催した。

サウジアラビアからは、サウジデータAI庁(SDAIA)の国家AIセンターの責任者マジェッド・アル・トゥワイジリ氏、国家産業開発ロジスティクスプログラムのCEOスリマン・アル・マズルーア氏、産業鉱業資源副大臣顧問でインダストリー 4.0プログラムの責任者マジェッド・A・アル・グワイズ博士が参加した。

イタリア側からは、イタリア工科大学の科学部長ジョルジョ・モッタ教授、UCIMU-Sistemi Per Produrreの社長バルバラ・コロンボ博士、トリノ工科大学のAIハブの所長バルバラ・カプート教授が参加した。

サウジアラビアのスピーカーは、サウジアラビアはその資産や投資大国としての地位を背景に、AIへの野望の強固な基盤を持っていると語った。また、サウジアラビアは若い人口と大規模な計画への欲求を持っていると付け加えた。

NEOMやスマートシティなど、今後予定されているサウジアラビアのメガプロジェクトは、高度なAIの実験場となるであろう。

スピーカーは、SDAIAとサウジG20事務局が2020年にグローバルAIサミットを開催し、これがAIの未来を形作るための世界最高の対話の場を提供したことを想起した。

サウジアラビアはこの機会を利用し、2030年までに国内外から200億ドルの投資を呼び込むことを目指すデータおよびAI国家戦略を明らかにした。

サウジアラビアのスピーカーは、インダストリー4.0に関連し、産業部門のデジタルトランスフォーメーションを実現するため、同国は専門知識を集め、パートナーシップと投資を奨励するつもりであると強調した。

在ローマ・サウジアラビア大使館は声明の中で、サウジアラビアは、製造業、鉱業、物流、医療、エネルギーの分野におけるデジタルインフラの構築のために、4億5300万ドルの投資と25億ドルの予算配分を通じてプロジェクトを実施することにより、この産業革命を支援する計画であると述べている。

その主な目的は、インダストリー4.0のインセンティブの恩恵を受ける施設を2021年の10から2025年には43に増やすこと、ならびに、新しいテクノロジーを推進するための4つの専門センターを開発することである。

サウジアラビアはまた、サウジ産業開発基金の支援を受け、8億ドルを投じて100の工場の転換を行う予定である。

特に人気
オススメ

return to top

<