
スタッフライター、ドバイ
サウジ外交が仲介に成功したリヤド合意は、イエメンにおける安定のための重要な基礎的要素であると、UAEの外務担当国務大臣であるアンワール・ガルガーシュ博士は語った。
土曜日、第15回地域安全保障サミット(IISSマナーマ対話)の本会議での挨拶において、ガルガーシュ氏はこの合意は外交が持つ強さと力、そして外交がこの地域の安定に対し何ができるのかの好例だと述べた。
「以前述べた通り、私達はこの合意がイエメンで政治的解決を見出そうとする私達の共同作業において、重要な基礎的要素になることを望んでいる」と彼は語った。
ガルガーシュ氏によれば、外交がこの地域における国政術の手段として成功を収めれば、外交は常に敵意を最小化しようとするようになり、効果的な紛争防止と紛争解決のための手段の発展を助けるようになるとのことである。
「このような観点から、私はまた共通経済圏の重要性についても強調しなければならない。例えばGCCにおける多くの例を見てみても、それらは共通経済圏である。2003年のGCC内の商取引は60億ドルだった。現在ではGCC内の商取引は1300億ドルになっている」と彼は語った。
彼はイランからイラク、さらにはレバノンにかけて、多くの若者が街頭に出て抗議活動を行う中、この地域は外交と共にポジティブな展望、つまり安定の展望やより広範な展望を必要としていると述べた。
「将来の安定については外交を行い、圧力をかけ、しかしまた同時に展望をまとめるべきだと私は考えている」とガルガーシュ氏は語った。
ガルガーシュ氏は、イランの拡張主義に対峙するための政策は重要だが、しかし「これ以上あからさまな対立を受け入れる余裕のない近隣地域において、実際にあからさまな対立を呼びかけるような国は、私達の中には誰もいないと私は考えている」と述べた。
「最早不可能となったJCPOAへの回帰と、戦争の間には多くの空間が未だに存在していると私は考えている。それら2つの間には多くの外交的空間があると私は考えている」と彼は語った。