
アラブニュース
リヤド:サウジアラビアは27日、レバノン情報相による「不快な」発言をめぐり、駐サウジ・レバノン大使を召喚した。
外務省は、イエメンにおけるアラブ連合軍に関してジョージ・クルダヒ・レバノン情報相が行った発言に失望を表明した。
同省は、「サウジとアラブ連合軍の参加国に対するこれらの発言に含まれる侮辱」に失望していると述べた。
同省は、この発言は地域の安定を脅かしているフーシ派に対する明確な偏見を示していると述べた。
この「発言は、最も単純な政治規範に反しており、2つの同胞民族間の歴史的関係とも相容れない」と、同省は付け加えた。
クルダヒ氏は26日、フーシ派は自分たちを守っているのだとして、同組織に言及した自身の映像がオンライン上に上がり、物議を醸した。同大臣はまた、イエメンでの戦争を「無駄だ」とした。
この発言は、同大臣が今の役職に就任する前のものだ。
レバノンのナジーブ・ミカティ首相は、このインタビューは組閣の1ヶ月以上前に収録されたもので、政府とは関係のない個人的な意見を反映したものだと述べた。
フーシ派は、ほぼ毎日、サウジとイエメンの民間人や民間インフラを標的にし続けている。
UAEはクルダヒ氏の「恥ずべき偏った発言」を非難し、抗議として同国に駐在するレバノン大使を召還した。
UAE外務省は、このような発言は「レバノンがアラブの同胞国とますます距離を置いていることを反映している」として、この発言に対する抗議と非難を大使に伝えたと述べた。
湾岸協力理事会はこの発言を非難し、一方のバーレーンはこの発言に抗議するため、レバノン大使を召喚した。
クウェートもレバノンの臨時代理大使を召喚し、在ベイルート・イエメン大使館が発表した声明によると、イエメン外務省がレバノン政府に対し、この発言に関する立場を明らかにするよう求めたという。