
アラブニュース
リヤド:サウジアラビアは、国連の原子力監視機関IAEAが主催する国際演習に参加し、深刻な原子力緊急事態に対応するための訓練を行った。
国営サウジ通信(SPA)の報道によると、今回の演習ConvEx-3は26日、アラブ首長国連邦(UAE)のバラカ原子力発電所で行われ、国際原子力機関(IAEA)加盟の76カ国と12の国際機関が参加した。
36時間に及ぶこの訓練は、手順が多様であるという点において、IAEAが行う緊急事態訓練の中で最も複雑なものの1つ。
この訓練では、原子力緊急事態に対する国家システムの準備と対応が試験された。また、この種の原子力事故に国際レベルで対応できるサウジの能力も明らかとなった。
この演習は民間防衛総局が議長団体となって行われた。
演習の結果を受けた提言には、サウジの在UAE大使館とサウジ国内の外国大使館との連絡に関する多くの手順が盛り込まれた。
また、提言には、サウジとUAEの国境にあるアル・バトハ港での安全対策強化、同港を出入りする汚染された食品・商品の監視作業強化も含まれている。