
アラブニュース
リヤド:サウジアラビア政府は金曜日、イエメンの平和・安全・安定を脅かしたとして民兵組織フーシ派指導者3名をブラックリストに載せる、という国連安全保障理事会の決定を歓迎した。
安保理はフーシ派指導者を資産凍結や海外渡航・武器輸出入の禁止といった措置の対象とした。
各理事国は水曜日、フーシ派のマアリブにおける攻勢を指揮するムハンマド・アブド・アル・カリム参謀総長、マアリブに展開するフーシ派部隊のユスフ・アル・マダーニ司令官、ならびに兵站を担当するフーシ派のサーレハ・メスフェール・サーレハ・アル・シャエール防衛副長官に対する制裁を満場一致で可決した。
サウジ王国の外務省はブラックリスト入りがフーシ派およびその支援者の活動終焉に貢献することへの期待を表明した。
また外務省は決定によってフーシ派の脅威がなくなり、同組織に対するミサイル・無人攻撃機・武器・資金の供給が終わることも期待すると表明した。こうした資金はイエメンだけでなく「サウジ国内の一般市民の命や経済施設を標的とする戦争行為の財源となり」国際的な航行や近隣諸国の脅威となっている、と訴えている。
外務省はイエメンという国家およびその正統な政府、そしてイエメンの危機的状況とイエメン国民の苦しみを終わらせるための包括的政治解決実現に向けた国際社会の努力に対する支持を改めて表明した。