
アラブニュース
リヤド: サウジアラビアの当局筋は、26日、同国内で起きた、バスとトラックの衝突事故により4人が死亡したと報じた。
乗客45人を乗せたそのバスは、メディナ州のアルヒジュラ高速道路でトラックと衝突した。
事故は、メディナ市から約90km離れたアルユタマの町を通過した直後に発生した。
一部の負傷者は、現地の病院に移送される前に、事故現場で応急処置を受けた。
サウジアラビア赤新月社のカリド・アルセハリ広報担当によると、この事故には複数の州が対応しており、マッカ州から8台、カシーム州から3台の救急車が駆けつけ、メディナ州からは救急車20台以上と先進医療チームが出動したとのことである。
オカーズ新聞 は、救急車は25日の午後11時27分に出動要請を受けたが、当局は事故が発生した時刻を正確には把握していなかったと報じている。
交通量が多く、2年以上前に改修されたこのルートは、マッカ州とメディナ州を結ぶ主要道路の1つである。
巡礼者や他の信者たちは、しばしばこのルートを利用して、二聖モスクであるメッカの大モスクとメディナの預言者のモスクを訪れている。
事故現場の写真には、フロントガラスが大破し、右側の前面と側面の損傷がひどい赤いボンラック社製のバスが写っている。
2019年には、同じ高速道路沿いのアル・アカール村付近でバスとトラックが衝突し、35人の巡礼者が死亡している。バスに乗っていたのは、サウジアラビア駐在の外国人とアジアおよびアラブ国籍の外国人であった。
世界保健機関の推計では、2019年のサウジアラビア国内の交通事故による死者は、12,317人となっている。