

リヤド:サウジアラビアにおけるエコツーリズムを促進するための覚書が締結されたと、サウジ通信社(SPA)が報じた。
覚書はサウジアラビア観光庁、イマーム・アブドルアジーズ・ビン・ムハンマド王族保護区開発局、サウジアラビア観光局との間で締結された。
覚書の目的は、観光業と環境保護地域における受け入れ体制の強化を図り、イマーム・アブドルアジーズ・ビン・ムハンマド王族保護区とハーリド国王保護区の開発を基盤として、機会の扉を開くことにある。ロダット・クレイム地区とツママ・パークも当覚書による恩恵を受けることになる。
覚書の締結は観光地を支援する取り組みの一環であり、サウジアラビアの「クオリティ・オブ・ライフ・プログラム」の趣旨にも一致している。
覚書はまた、環境分野と製品マーケティングの進歩を基礎とし、観光名所と投資に関する予定と計画の策定において当局間の協力関係を強化することにも寄与することになる。
サウジ観光庁・地域活性化担当のサウード・ビン・ナハール副長官は、覚書はサウジアラビアの観光部門を発展させるための政府当局間の協力を強化する、多くの方法の1つであると述べた。
イマーム・アブドルアジーズ・ビン・ムハンマド王族保護区開発局のタラール・アル・ハリギCEOは、覚書の目的は、エコツーリズムの発展のために政府当局との統合を開始することであると語った。この統合によって、中小企業により多くの機会がもたらされ、地域社会と環境面の経済基盤が多様化され、開発・エコツーリズム分野においてサウジアラビア国民に直接的、あるいは間接的に就職の機会が生み出されることになるという。
「覚書にはまた、王族保護区を保護し、開発するという現行の取り組みを強化する目的もあります。地元や世界からの観光客の訪問を可能にすることで、王族保護区指導部の求める目標を達成することを目指しているのです」とCEOは述べた。