• サウジアラビアが、安全保障面であらゆる脅威に直面するUAEに対し全面支援を確約
• 他の湾岸諸国もフーシ派による攻撃を非難

アラブニュース

リヤド：サウジアラビア外務省は、17日のアブダビ国際空港を標的とした「卑劣なテロ攻撃」を「最大限の強い表現で」非難した。

サウジアラビア政府は、安全保障面であらゆる脅威に直面するアラブ首長国連邦（UAE）を全面的に支援すると確約した。

警察発表によると、イエメンの親イラン武装組織フーシ派が首都アブダビの主要石油施設を狙ったドローン（無人機）攻撃を実施し、3名が死亡した。さらにアブダビ国際空港も攻撃を受け火災が発生した。

サウジアラビア外務省は声明を出し、今回のフーシ派によるテロ攻撃により「テロ組織フーシ派の危険性と、中東や世界の安全保障・平和・安定に与える脅威が再び明らかとなった」と述べた。

サウジアラビアは、自らが主導する「イエメン正統政府を支援する」アラブ連合軍を通じ、フーシ派によるあらゆるテロ行為を封じ込めるため引き続き行動を取ると強調した。

サウジアラビアは、犠牲者家族・UAE政府・国民に対し心からの哀悼と共感の意を表し、負傷者全員が速やかに回復するよう願うと述べた。

バーレーン外務省も今回の攻撃を非難し「民間人3名が殺害され負傷者も出た今回の卑劣なテロ攻撃は、国際人道法をはじめあらゆる国際法に違反する行為だ」と述べた。

バーレーン外務省は、今回の攻撃が「UAEの主権をあからさまに侵害するもので、卑劣なテロ攻撃を継続するとのフーシ派の意志表示だ」と述べた。

バーレーン外務省は国際社会に対し「フーシ派に対して必要な措置を講じるよう求める。数々の敵対行為により、地域の安定と安全に深刻な脅威を与えるテロ組織であることは明白だ」と呼びかけた。

クウェート政府も、フーシ派よるUAE国内の民間施設を狙った攻撃を非難した。

クウェート外務省は、民間人や民間施設への攻撃を継続し国際法違反行為を繰り返すフーシ派が、危険なテロ組織であることは明らかで、国際社会が協力してその活動に終止符を打つ必要があると述べた。

クウェート外務省は、UAEが自国の安全と安定を守るために取るあらゆる措置を支持すると述べた。