




オーストリア・ウィーン: サウジアラビアの20人の若者たちが国を代表し、平和と持続可能な開発を進めることを目的とした世界宗教会議に参加するためヨーロッパに渡った。
サウジの文化交流サラームプログラムの最初の2期間を修了した男女のグループが、オーストリアの首都ウィーンに集い数百人規模の注目の代表団の一角を占めた。アブドラ国王記念・宗教間文化間対話のための国際センター(KAICIID)が企画した会合に出席するためだ。
今回の催しは「持続可能な開発目標達成のための対話」と題されて運営される。11日にウィーンのプラチナホールで始まり、15日までの開催の予定だ。
世界各国から外交官や宗教指導者、市民社会団体の代表者ら220人以上が招かれ、この会議に参加している。
今回の会議は、宗教や文化を越えた対話の重要性への認識を高めることを目的としている。対話のテーマとして、持続可能な開発目標の達成、世界平和の促進、政策決定のプロセスに女性を加えることの重要性を際立たせること、があげられる。
平和代表団は国際フェローシッププログラム第5期卒業式に参加した。同プログラムでは、異文化間の対話・共存・平和の強化に精勤する訓練をおこない、世界各地のさまざまな社会で交流を深める架け橋を築く援助もしている。
これに加え、KAICIID職員の段取りした文化視察プログラムとしてウィーンの多数の旧跡巡りもおこなう。
同プログラムは、サウジの国家イメージのチェック、国際機関や研究センターの発行する報告書をたどることを目的とする。また、中東およびサウジアラビアに関心をもつ主たる国際的なインフルエンサーや機関に関するデータベースをまとめ、サウジにかかわる諸問題について綿密な調査・研究を発表している。
同プログラムのもつもうひとつの重要な機能として、世界が異なる文化を理解し意識することをうながす目的から、対話や開かれた交流、サウジアラビア国民と他の社会の人々の積極的な相互理解のための場を提供することがある。
SPA