
アラブニュース
ロンドン:米国政府は10日、サウジアラビアが自国の国民と領土をフーシ派の攻撃から守る取り組みを、米国が積極的に支援していると発表した。
米国がサウジアラビアに対する支援を強調したのは、アラビア標準時の正午にフーシ派がアブハー空港に対し越境攻撃を行い、12人の民間人が負傷した事件を受けてのこと。
「イエメンに正統性を取り戻す連合軍」の発表によると、サウジの防空システムが午後0時5分、イランが支援するシーア派の操縦するブービートラップ搭載ドローンを伴った、空港の民間人を意図的に狙った越境攻撃を阻止したという。
「米国は、少なくとも12人の無実の民間人が負傷した、サウジアラビア・アブハーに対する本日のテロ攻撃を強く非難する」とジェイク・サリバン米国家安全保障担当補佐官が声明で発表した。
サリバン補佐官はサウジアラビアや世界の、米国のパートナーと協力し、フーシ派の責任を追及することを約束した。
「米国は当該地域における我が国の協力者を支援する」と、補佐官は述べた。
国連もまた、アブハー空港に対する攻撃を糾弾した。
「我々は今回の事件を含む、民間人インフラを標的としたあらゆる攻撃を非難する」。国連のアントニオ・グテーレス事務総長報道官であるステファン・ドゥジャリク氏はそのように述べた。
駐サウジアラビア英国大使であるニール・クロンプトン氏も同様に、当攻撃を「強く非難」した。
「負傷された方々の一刻も早い快癒をお祈りし、フーシ派においては暴力行為をやめるよう強く求めます」とクロンプトン大使は語った。
アラブ首長国連邦(UAE)はフーシ派の攻撃を「臆病なテロ行為であり、抑止力の行使を必要とする戦争犯罪」だと主張した。
UAEは国際社会に対し、フーシ派が民間人施設を攻撃することを阻止し、また地域の近隣諸国を脅かすことを阻むために連合軍が実施している取り組みを支援するよう呼びかけた。