
アラブニュース
リヤド:5日、サウジアラビアはコロナウイルス関連の感染予防・拡大防止措置を解除した。
内務省関係者は、王国内におけるソーシャルディスタンスの確保や屋外でのマスク着用をはじめとする措置の義務付けを撤廃すると述べた。
また、サウジ通信社が報じたところによると、内務省は二聖モスクをはじめとする王国内のすべてのモスクでソーシャルディスタンスの義務付けを撤廃するが、参拝者のマスク着用義務については継続するとした。
サウジアラビアは旅行者に対する入国時の隔離措置の義務づけを撤廃する。また、入国時にPCR検査を受ける必要もなくなる。
サウジアラビアへの全入国者は、ビザの種類を問わず、コロナウイルスに感染した際の治療費を補償する保険に加入することが義務付けられている。
内務省は、ブースター接種を受けることや、接種証明アプリ「タワカルナ」で健康状態を確認する手続きを行ったうえで施設、活動、イベント、飛行機や公共交通機関を利用すること等、免疫化のための国家計画ガイドラインを引き続き順守していくことが重要だと強調した。
また同省は、上記の対策については疫学的状況の進展に応じてサウジアラビアの管轄保険当局による継続的評価が行われる、と説明した。