

アラブニュース
リヤド:サウジアラビア内閣がイエメンへの経済支援および石油デリバティブ提供のための国際会議開催を改めて呼びかけたと、サウジ通信社が報じた。
閣僚らは、紛争で引き裂かれたイエメンの危機を終結させるため、新たに発足したイエメン大統領指導評議会に対するサウジアラビアの支援を改めて表明した。
サウジ内閣は、サウジアラビアが議長を務めた湾岸協力理事会(GCC)の第151回理事会会合の成果について総括を行った。今回のGCC会合では、湾岸諸国の協力体制強化、地域および国際問題への対応、テロとの戦いへの取り組みなどについて話し合いが行われた。
内閣は、今年のハッジ(大巡礼)の受け入れ人数を100万人に増やすことで、世界中の最も多くのイスラム教徒たちが宗教的義務を果たすことができると述べた。
アラブ諸国の金融機関による年次合同会議の成果についてサウジ内閣は、サウジアラビアは今後もアラブ諸国による合同での取り組みを支援し、地域機関を通じてアラブ諸国の経済関係の発展に貢献を続けていくと述べた。さらにサウジアラビアは、緊急性の高い人道危機に対応するための支援拡大を主導し、開発および社会的取り組みへの支援を行っていくという。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関してサウジアラビアは、COVAX提供国会議にて今後COVID-19のパンデミック(世界的大流行)の今後の進展によって発生しうる潜在的リスクを回避するため国際社会への支援を行っていくことを強調した。
国内の動向について内閣は、メディナにあるクバー・モスク史上最大の開発プロジェクトを称賛した。このプロジェクトでは、同モスクを5万平方メートルに拡張し、収容人数を6万6,000人に増やすことが計画されている。
また、Ehsanプラットフォームを通じた安全かつ正式な形での集金により、全国規模の慈善活動が成功したことも称賛している。
この慈善活動は、サルマン国王による3,000万サウジアラビア・リヤル、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子による2,000万ドルの寄付と共に始動した。
Ehsanプラットフォーム立ち上げ以来、これまでに17億8,000万サウジアラビア・リヤル以上の寄付が集まっている。
サルマン国王は、12日にジェッダのアルサラム宮殿で行われた閣僚会合で議長を務めた。
さらにサルマン国王は、表敬に訪れた皇子、学者、市民らを受け入れた。
また、スフールの晩餐会も開催された。
祝賀会にはサルマン皇太子と政府高官らが出席した。