

ヘブシ・アル・シャマリ
リヤド:国際教育会議がリヤドで日曜日に開始。危機に際して教育セクターが直面する、機会と課題が議論される。
3日間の国際教育会議と2022年展示会では、王国における教育開発の機会、セクターへの投資奨励策、セクターの妨げとなっている課題克服に役立つソリューションの導入、セクター内機関の効率性の向上、国際基準および指標に沿った成果の改善についても検討される。
130を超える専門セミナーへの出席を予定するのは、国内の110機関と152の国際機関だ。彼らをもてなすのは、イベントの主催者であるサウジアラビア教育省である。
会議の科学委員会副委員長を務めるハーリド・M・アル・ワヒビー教授は次のように述べた。「新型コロナウイルスによるパンデミック中には全ての国の教育が重大な障害に直面し、教育プロセスの中断と停止が引き起こされました。この会議は、それらの出来事に注意を向けるものです。また、確実に教育を継続するにあたっての課題を克服するために、政府が何を行なってきたかにも焦点を当てています」
教授はアラブニュースへ次のように語った。「サウジアラビアはパンデミックへの対処に成功しました。そして中断なく教育を継続することができる、独自のモデルを世界に提供したのです。よってこの会議のテーマは、今回の出来事への取り組みに関する世界的な経験だけでなく、特に教育技術とイノベーションに関する将来計画についても強調することになりました」
同イベントは、パンデミック中に課された制限を多くの国々が緩和する中で開催される。
アル・ワヒビー教授は、この会議の主な議題とテーマが「危機における教育:可能性と課題」という会議タイトルに基づいていると解説した。
日曜には、苦境の時代の教育政策に関するセッションが開催される。参加を予定するのはサウジアラビアのハマド・アル・シーク教育大臣、エジプトのタレク・シャウキー教育大臣、アラブ首長国連邦のフセイン・アル・ハンマーディー教育大臣、英国首相のサウジアラビア教育担当特使であるスティーブ・スミス氏、そして世界銀行の教育問題責任者ハイメ・サアベドラ氏だ。
月曜にはユネスコ教育担当事務局長補であるステファニア・ジャンニーニ教授が、教育におけるデジタルトランスフォーメーションとイノベーション、eラーニングにおいて学生の成績を決定づける要因、そして指導および学習におけるAIの応用について発表する。なお、サウジアラビアのeラーニング経験に関する報告も予定されている。