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サウジアラビアのジーザーン遺産村、訪問客を迎える準備整う

遺産村は南コーニッシュ地区に位置している。 (サウジ通信)
遺産村は南コーニッシュ地区に位置している。 (サウジ通信)
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29 Dec 2019 03:12:08 GMT9
29 Dec 2019 03:12:08 GMT9

サウジ通信によると、ジーザーン観光開発審議会は、港町・ジーザーンの第12回冬祭りの開始に先立って、同町の遺産村の開発事業を完了した。
この遺産村は同町の南コーニッシュ地区に位置し、冬祭りは「美しいジーザーン、みんなのウィンターリゾート」というテーマを掲げている。

遺産村のディレクター、ムーサ・ビン・アリ・ナミス(Moussa bin Ali Namis)氏は、開発事業には、緑地の増設やジーザーン産として知られる植物の栽培、店舗の追加、それに身体障害者および来訪者のための特別な通路の整備が含まれていると語る。読書のための建物及びリラクゼーション用エリアには、ジーザーンの作家や詩人が著した文化的な書籍を揃えている。

ナミス氏はまた、開発事業には、地域の伝統と観光資源を観客に紹介する映画や短編ドキュメンタリーを上映するための上映施設の用意も含まれている、と述べた。

同氏によると、ジーザーン冬祭りを担当するアブドラ・アル=ムダイメイ(Abdullah Al-Mudaimeigh)高等弁務官が村の開発作業をフォローアップしているとのことである。

ジーザーン遺産村では、伝統的な泥壁の小屋、山岳地域に適した家屋、ファラサン島を代表する家屋を通して、来訪客はジーザーンの歴史と生活様式に触れることができる。

この遺産村は、地域の遺産と考古学的な財産を称揚した第1回冬祭りの成功を受けて、2009年にジーザーン州知事ムハンマド・ビン・ナセル・ビン・アブドゥルアジズ王子の指示の下に設立された。遺産村はこの祭りの中軸を占める存在となっている。

サウジ通信

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