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キングたちの城: チェス熱がサウジアラビアを席巻

「フェイジズ」、「グッドフッド」、「1/15 ネイバーフッド」といったジェッダのカフェはプロやアマチュアのチェスプレイヤーに人気の場所になっている。(提供)
「フェイジズ」、「グッドフッド」、「1/15 ネイバーフッド」といったジェッダのカフェはプロやアマチュアのチェスプレイヤーに人気の場所になっている。(提供)
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21 Dec 2021 06:12:20 GMT9
21 Dec 2021 06:12:20 GMT9
  • 都市封鎖でできた時間とネットフリックスのヒットドラマ『クイーンズ・ギャンビット』をきっかけにチェスに熱中する人が増えている
  • 「グッドフッド」や「1/15 ネイバーフッド」といったジェッダのカフェはプロやアマチュアのチェスプレイヤーに人気の場所になっている

ガディ・ジュダ

ジェッダ:パンデミックに伴う都市封鎖でできた時間とテレビドラマのヒット作をきっかけに、サウジアラビアで昔ながらの有名ボードゲーム、チェスへの人気が再燃している。

チェスセットが1組も置かれていない店はカフェとは言えない。しかも、そこはアマチュアとプロのプレイヤーたちに人気の場所になりつつあるのだ。

チェスの人気はCOVID-19の感染拡大を防ぐための社会的制約の中で高まり、ネットフリックスのドラマ『クイーンズ・ギャンビット』をきっかけにプレイヤーがさらに増えた。

ジェッダの旧市街地の狭い路地で、年配の男性たちに囲まれながら4人のプレイヤーたちがドミノの熱戦を繰り広げている。そのそばでは、静かで落ち着いた2人が高くしたデッキチェアに座り、お茶を飲みながらナイトのビショップを倒そうと黙々と対戦している。

町の反対側では、夫婦がジェッダの文化施設「ナキール」カフェに座り、折りたたみ式のボードを取り出してやりかけのゲームの続きを始めた。

ジェッダ出身のサウジのアマチュアチェスプレイヤーであるエマド・スリマン氏は「12歳のころからチェスに熱中しています。数年中断しましたが、ネットフリックスのドラマで人気が再燃してからまた指すようになりました」と言った。

スリマン氏は、今はチェス界を活性化させる大きなチャンスだと述べた。

「一手で決まるゲームではありません。次の一手を考え、相手の動きも考慮しながら、戦略を練る必要があるのです」

チェスが再び人気のボードゲームになり喜んでいる、とスリマン氏は語った。

「チェスをすると記憶力が高まり、ゲーム中でも日常生活でもより良い判断ができるようになります。相手の出方と、次の一手で起きる結果の分析方法が学べます」とスリマン氏は言った。

「人生における自分の立ち位置を最大限に活かす術を教えてくれるのです」

「グッドフッド」や「1/15 ネイバーフッド」といったジェッダのカフェはプロやアマチュアのチェスプレイヤーに人気の場所になっている。

「グッドフッド」カフェの共同オーナーのマジェド・アル・マルズキ氏は「チェスを再び誰でも親しめる文化にすることが大事です。自分が下す決断について、そしてその選択が自分や他人に及ぼす影響について考え抜く方法を教えてくれるからです」と言った。

ジェッダのカフェ「フェイジズ」の共同オーナー、フェドワ・マトラギトウ氏はアラブニュースに語った。「友人や家族と上質な時間を過ごすと、関係が深まります。パンデミック、特に隔離による社会的影響のために、大切な人と過ごす時間を大切にせざるを得なくなりました」

「都市封鎖でボードゲームの人気が高まりました。そこで、コミュニティに賑わいを取り戻せればと思い、外に持ち出したのです」

チェスの起源は、6世紀のインドのチャトランガというゲームにさかのぼる。

インドのグプタ朝に始まり、沿岸のヒジャーズ地方からカイロの賑やかな狭い路地に至るまで、チェスは、戦略と知能のゲーム、機転と計算の対戦として、帝国と世紀をいくつも超えてきた。

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