ロサンゼルス: 米テレビ界最高の栄誉とされる第76回エミー賞の授賞式が15日(日本時間16日)、カリフォルニア州ロサンゼルスで開かれた。戦国時代を舞台にした配信ドラマシリーズ「SHOGUN 将軍」で、日本人として初めて真田広之さんが主演男優賞に、アンナ・サワイさんが主演女優賞に輝いた。
同作は作品賞と監督賞(フレッド・トーイ監督)も受賞。日本文化ゆかりの作品が、映像製作の本場で認められる快挙を成し遂げた。
日本人俳優は他に浅野忠信さん、平岳大さんも、賞は逃したが助演男優賞候補に入っていた。エミー賞では、先行して8日に技術・美術を中心とした部門が発表され、「将軍」は既に14部門を受賞していた。
同作は、戦国武将の覇権争いを軸にしたドラマを描いた作家ジェームズ・クラベル氏の小説が原作で、ハリウッドの製作陣が多数の日本人スタッフやキャストと共に製作。2月の配信開始後、好評を得て続編の製作も決まった。真田さんは製作陣にも名を連ねている。
時事通信