
アラブニュース
リヤド:火曜日、気象予報官は、息が詰まるような砂塵に再び覆われたリヤドに、さらなる砂嵐が襲来すると警告した。
国立気象センターは、サウジアラビアの首都、さらにはメディナ地域およびヤンブー、アルライス、ヤンブーアルナクルの各行政区域に気象警報を発令した。アル・ウラーとハイバルでも砂嵐が発生する模様だ。
「北部、中央部、南部および内陸地域における砂塵の粒子は残り続けるだろう」と、気象センターのフセイン・アル・カフタニ氏はアラブニュースに語った。
今月、王国では1,200人以上が呼吸困難に苦しみ、病院で治療を受けているが、この現象は地域全体のものとなっている。この1か月間で、激しい砂嵐はイラン、イラク、シリア、クウェートの一部に及んだ。この砂嵐で数千人が病院送りとなり、イラクで少なくとも1人、シリア東部で3人が死亡した。
砂嵐は、春の終わりと夏に季節風に乗ってよく発生するが、今年イラクではほぼ毎週発生している。
イラク保健省は、被害の大きかった地域の施設に酸素ボンベを備蓄した。
シリアでは、砂嵐が東部のデリゾール県を襲い、医療機関が警戒態勢を取った。
先週イランは、砂嵐の襲来で学校と政府機関が閉鎖となった。
この砂嵐では、南西部の砂漠地域であるフーゼスターンが最も大きな打撃を受け、800人以上が呼吸困難の治療を求めた。また、イラン西部から出発する数十便が欠航または遅延した。
クウェート国際空港は、砂塵のためにすべてのフライトを一時停止した。今月に入って2度目のことだ。動画には、視界の悪い、ほとんど人気のない街路が映し出された。
「これは地域全体の問題ですが、国ごとに脆弱性の度合いや弱点が異なります」と、バグダッドにあるアルカディシーヤ大学の地質考古学者であるジャファール・ジョテリ氏は述べている。