
リヤド:サウジアラビアの医学生が、聴覚障害者やろう者のドライバーの運転時の安全性を劇的に向上させ、新しい世界を切り開く発明で、国際的な賞を相次いで受賞している。
キング・サウード大学医学部の学生であるレナド・ビン・ムサエド・アル・フセイン氏は、車外の音を感知するとすぐに作動する特殊なセンサーを開発した。
音の周波数が車内の装置に送られると、装置は音源の説明、画像、色を識別して視覚的に表示し、ドライバーに危険の可能性を警告する。
彼女の発明は、世界知的所有権機関杯での最優秀発明賞や、韓国国際ユースオリンピックの一環である国際発明大会での金賞など、複数の世界的な賞やメダルを獲得している。
これらの賞は、世界中の優れた発明家、クリエイター、革新的な企業を表彰するものだ。
アル・フセイン氏は、彼女の発明は、聴覚障害者のドライバーが直面するリスクを軽減し、人命を守ることにも役立ち得ると述べている。
「この発明を思いついたきっかけの一つは、一部の国が、重要な音を聞き取れないことを理由に、聴覚障害者やろう者の運転を妨げていることです。この発明は、彼らが直面するリスクの軽減に貢献するでしょう」と彼女は述べた。
このサウジアラビアの発明家によると、彼女の発明により、世界で4億6600万人以上の聴覚障害者が運転できるようになり得るとともに、彼らや他の人々の命を守ることで交通安全が向上する、と話した。
サウジ国営通信