
アラブニュース
リヤド:サウジアラビア北西部の持続可能な地域開発「NEOM」は29日、2030年までに地域の自生樹木、低木、芝生1億本を植える再緑化イニシアチブを立ち上げた。
今回のNEOMのイニシアチブではその一環として土地面積150万ヘクタール分の植林を行うことで2030年までに1億本の自生樹木、低木、芝生の復活を目指し、劣化した土地の再生と野生生物の生息環境修復を支援することが狙いとなっている。
リヤドで開催されている「植林技術国際展示・フォーラム」で発表された今回のイニシアチブは、「植物をカバーし砂漠化に対処するための国立センター」との共同で行われる。
NEOMのCEOナドミ・アル・ナスル氏は、「自然の風景を保護し、人間と自然の共生を守ることは、NEOMのビジョンに不可欠です」
そしてナスル氏は次のように続けた。「環境・水・農業省との共同でNEOMの再緑化イニシアチブを立ち上げ、我々は世界有数の自然環境の保護・保全への貢献をリードする存在へと順調に近づいています」
植物をカバーし砂漠化に対処するための国立センターのCEOを務めるカレド・アラブルカデル博士は、NEOMの新たなイニシアチブが、「環境保護、自然の推進、持続可能性の保護への取り組みへの後押しに大きなインパクトを与え、サウジ・グリーン・イニシアチブの目標に直接貢献するでしょう」と述べた。
NEOMは、喫緊の国際環境課題に持続可能な解決策を提供し、100億本の植林を行うサウジ・グリーン・イニシアチブにより自国を支援するという取り組みの一環として、植林技術国際展示・フォーラムにメインスポンサーとして参加している。