
アラブニュース
リヤド:サウジアラビア当局は、同国南部のアル・ハディーサ港で、大量のカプタゴン(アンフェタミン製剤)を密輸する3件の試みを事前に阻止したと述べた。
サウジアラビアのザカート・税・税関庁は、密輸防止活動の一環として、サウジに到着した貨物と乗客に紛れて持ち込まれた30万2,255錠のカプタゴンを発見、押収した。
同庁は、通関手続きの対象となった数個の貨物について、麻薬探知犬を含めた各種の手法を使って検査したと述べた。見つかった錠剤は、さまざまな方法で隠されていた。
最初の試みでは、トラックの燃料タンク内に隠されていた26万1,630錠のカプタゴンが押収された。
同庁は、港における2件目の密輸の試みを阻止できたとも述べた。密輸の容疑者が体の周囲に装着していた医療用装具の中に隠されていた、3万1,325錠のカプタゴンを発見したもの。3件目の試みでは、ストーンフレスコ画に9,300錠が隠されていた。
また、3件の押収は麻薬取締当局と連携して行われ、3人の容疑者が逮捕されたと述べた。
同庁は、密輸に対処するため、サウジの輸出入品に対する通関時の取締りを強化。一般市民に対し、密輸の犯罪と違反行為を通報するよう求めていた。提供された情報が正しかった場合には、金銭的な報酬が与えられる。