
ザイド・カショギ
リヤド:サウジアラビアのハッジ・ウムラ省は、今年の国内からのハッジ巡礼者の登録受付を終了した。抽選の後、本日中に当選者名が発表される予定である。
同省のヘシャム・サイード広報官によると、サウジアラビア国内からのハッジ申請者は39万人以上に達した。候補者の選抜は電子抽選により行われ、過去にハッジを行ったことがない人が優先されるという。
「省が事前に公表している条件を満たした巡礼者から候補者を選ぶため、選別と電子抽選を開始する」と、ハッジ・ウムラ省の副大臣補佐でもあるサイード氏は述べた。
結果は登録したデバイスにテキストメッセージで送付され、巡礼者は、イスラムの5番目の柱であるハッジを行うために選ばれたかどうか確認できる。
「48時間以内に選択したパッケージの料金支払いを完了すると、ハッジ許可証が発行される」とサイード氏は述べた。
同省はまた、今年のハッジ・シーズンの3種類のホスピタリティ・パッケージの価格を引き下げた。
「アルアブラジ」パッケージは1人あたり13,943.75サウジアラビア・リヤル(3,716.33ドル)、「整備済みテント」パッケージは11,970.35サウジアラビア・リヤル、「未整備テント」パッケージは9,098.80サウジアラビア・リヤルだ。同省によると、価格には付加価値税が含まれておらず、メッカまでの陸路・空路の交通費も含まれていない。
国内からの巡礼者登録は、6月初旬に「イートマルナ」アプリと同省のウェブサイトを通じて開始された。
ハッジへの登録を希望する在住者およびサウジアラビア国民は、65歳以下で、「タワッカルナ」アプリでワクチン接種済みであることを証明する必要があると同省は規定した。
国内抽選に先立ち同省は、ヨーロッパ、北米、オーストラリアからの巡礼者も今年のハッジに電子登録できることを発表した。
これらの国々からの巡礼者は、パスポート情報などの個人データを登録し、必要なCOVID-19ワクチンの接種済み書類などの公的書類を提出できる。希望するパッケージの抽選に参加し当選した場合は、オンラインでの支払い手続きを完了する必要がある。その後、リクエスト情報は外務省へと送られ、同省の情報センターと協議の上ビザが発行される。
外務省は、[email protected]へメール、920002814へ電話、またはTwitterの公式アカウントに連絡するように呼びかけている。
今年のハッジの日程は7月の第1週か第2週が有力だが、最終的な日程は、ズルヒッジャの新月が観測された後に確定されるとのことだ。