
アラブニュース
リヤド:サウジアラビア王国の民間航空総局(General Authority of Civil Aviation)は金曜日未明、総局の上空飛行の要件を満たしている限り、すべての航空会社にサウジ領空を開放すると発表した。
総局はツイッターの投稿 で、「上空飛行に関する当局の要件を満たすすべての航空会社」がサウジ領空に入ることを許可されると述べたが、この決定がいつ施行されるかは明言しなかった。
ジョー・バイデン米大統領は、発表後すぐにこの動きを歓迎した。
今回の決定は、サウジアラビアが「国際航空に使用される民間航空機の無差別化を規定した1944年のシカゴ条約に基づく義務を果たすことに意欲的に取り組んだ」結果である、と総局は投稿で述べている。
また、この規則変更が「三大陸を結ぶグローバルハブとしてのサウジアラビアの地位を強化し、国際的な空のコネクティビティを強化することを目的とした取り組みを補完するもの」であるとしている。
2021年6月、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子殿下は、サウジアラビアをグローバル物流ハブとして位置づけることを目指す戦略を打ち出している。
国家運輸物流戦略(National Transport and Logistics Strategy)と命名されたこの包括的なプログラムは、航空貨物部門の処理能力を現在の倍となる450万トン以上に向上させることを目標としている。