
アラブニュース
ドバイ:サウジアラビアのファイサル・ビン・ファルハーン外相は、イエメンでの停戦延長に向けた取り組みは「引き続き実施されている」と述べた。
「サウジアラビアと連合軍、イエメン政府は停戦延長を切望している」とファイサル王子は、12日にテレビ放映されたインタビューで述べた。
武装勢力フーシ派は新たな条件を提示し続けており、イエメン国民の利益よりも自分たちの「狭い利益」を優先させている、と同氏は付け加えた。
国際連合は、2度延長され、10月2日に失効した停戦の延長・拡大を強く求めている。この停戦によって、7年に及ぶイエメン内戦において比較的平穏な期間を最も長く維持できたと言われている。
ティム・レンダーキング米イエメン担当特使は11日、国連が主導する、イエメンの全当事者との交渉を支援するために中東地域に戻った。米国務省が明らかにした。
一方、ファイサル王子は、継続中のロシア・ウクライナ紛争について問われると、「サウジアラビアは紛争終結に向けたあらゆる努力を支持している」と再び断言した。
ロシア・ウクライナ紛争はウクライナ国民だけでなく、世界中の人々に影響を及ぼしている、と同氏は付け加えた。
「(ロシア・ウクライナ紛争がもたらす)経済的影響は、世界中の非常に多くの人々に及んでいます。(従って)国際社会の全ての人々が協力し、(ウクライナ危機を)終わらせる方法を見つけることが重要です」と同氏は述べた。
サウジアラビアは、ロシアとウクライナが真剣な交渉を行った場合にのみ、この紛争は終わると考えている、とファイサル王子は述べた。