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サウジ皇太子、国家産業戦略を発表

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19 Oct 2022 03:10:50 GMT9
19 Oct 2022 03:10:50 GMT9

アラブニュース

  • 2035年までに工場数をおよそ36,000に増加
  • ムハンマド皇太子、最高産業委員会の議長として産業部門の発展を監督。

リヤド: サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子は火曜日、産業部門の成長を促進し、2035 年までに工場数をおよそ36,000工場へと増加させることを目指す国家産業戦略を開始した、と国営通信社が報じた。

この戦略はサウジビジョン2030の目標に沿って、投資を引き付け、経済の多様化の達成に貢献し、国内製品および石油以外の輸出を発展させる産業経済の獲得も目標としている。

「我々は、野心的な若い才能、優れた地理的な位置、豊富な天然資源、国内の主要な産業企業など、競争力のある持続可能な産業経済を獲得するための素質をすべて持っている」とSPAは皇太子の言葉を引用した。

「国家産業戦略と民間部門の提携により、王国は世界のサプライチェーンを確保し、世界へのハイテク製品の輸出に貢献する主要な産業大国になるだろう」と彼は続けた。

この戦略は、王国の産業経済の多様化のための12のサブセクターに焦点を当てており、セクターの持続可能な成長における新たな一区切りを構成する、 800以上の投資機会を特定している。

サウジアラビアは、2030年までに製造業のGDPを3倍にし、工業製品の輸出額を5,570億サウジ・リヤル (1,483 億4,000万ドル) に増加し、この部門への追加投資を1.3兆サウジ・リヤルに増加し、先端技術製品の輸出を約6倍に増加し、数万人規模の良質な雇用の創出を目指す。

王国はこの戦略を通じ、有望な新技術に投資することにより、民間部門の能力を高め、産業部門の柔軟性と競争力を高め、バリューチェーンの地域産業統合を主導し、サウジアラビアの強い経済の恩恵を受け、厳選されたコモディティにおいて世界的なリーダーシップを発揮することを目指す。

王国は、皇太子が率いる最高産業委員会を組織し、産業界の発展を監督することで、産業部門の統治モデルを開発した。国はまた、意思決定と政策策定への産業投資家の参加を確保するために、民間部門と産業評議会を結成した。

王国の産業部門は、50年以上にわたって築かれた強固な産業基盤と成功を基に、GDPにおいて3,400億サウジ・リヤルを超える増加をもたらし、様々な産業分野で多くの雇用や起業家活動の機会を生み出した。

また、国内の主要な産業企業は、サウジアラビアの産業を地域および世界において、最も先進的な産業に位置付けることにも寄与してきた。王国は現在、石油化学製品の製造においては世界第4位であり、その産出は、多くの産業の生産に関連したグローバルな製造・サプライチェーンに貢献している。

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