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サウジのNPOが家族の生活の質を80%向上

サウジのNPOが20年間で家族の生活の質を80%向上。(提供写真)
サウジのNPOが20年間で家族の生活の質を80%向上。(提供写真)
サウジのNPOが20年間で家族の生活の質を80%向上。(提供写真)
サウジのNPOが20年間で家族の生活の質を80%向上。(提供写真)
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09 Apr 2023 09:04:11 GMT9
09 Apr 2023 09:04:11 GMT9

アラブニュース

ジェッダ:メッカのAl-Mawaddah Society for Family Development(アル・マワダフ家族成長協会)は7日のプレスリリースにおいて、20年間の活動の中でサウジアラビアの59万世帯の家族の生活の質を80%向上させたと述べた。

2003の設立当初、協会はジェッダのみを活動の対象としていたが、徐々に拡大し、今では王国の13の行政区を網羅している。

その活動には「アル・ハヤト・アカデミー」も含まれる。アカデミーではパートナーと離婚または死別した女性1万2000人を社会復帰訓練によって支援し、家族を経済的に養えるようにしている。

「協会はまた、2万6000以上の離散家族を子供と再会させ、Family Protection Center(家族保護センター)を通じて2万1000以上の家族をDVから保護しています。行動障害や発達障害の子供2500人にも措置を施しました」。協会のファイサル・サイフ・アル・ディン・アル・サマヌディ会長はプレスリリースでそう述べている。

プレスリリースによると、アル・マワダフのFamily Counseling and Dispute Resolution Center(家族相談・問題解決センター)は、裁判所の審問なしで3万2000件の家族の問題を解決したという。

アル・サマヌディ氏は、協会は過去20年間において「王国全土で440万人以上の家庭医および専門家を認定した」と述べている。

家族の生活の質を上げるため、アル・マワダフ協会はこれまで54本の論文を発表している。プレスリリースによると、それらの論文は「家族問題に関係する政府部門との連携によって、国の法律の制定にしかるべく貢献している。そこには、結婚を控えた人々にリハビリを施す国家的事業や離婚率の調査なども含まれる」という。

アル・サマヌディ氏は、協会が国内外の200以上のNPOを支援しているとも語っている。200以上の戦略パートナーシップが確立され、外部委託プロジェクトを通じて家族を助け、20以上の組織に力を与えているという。

今年、協会は「インパクト」「社会投資」「持続可能性」という3つのポートフォリオを立ち上げたが、そこには17の新規活動と91の開発プロジェクトが含まれる。

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