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自民、裏金事件巡り聴取開始=全議員にアンケート調査も

これに加え、党所属の全議員にアンケート調査を行う方向で調整に入った。結果を踏まえ、党則に基づく処分を検討する。(AFP)
これに加え、党所属の全議員にアンケート調査を行う方向で調整に入った。結果を踏まえ、党則に基づく処分を検討する。(AFP)
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02 Feb 2024 07:02:56 GMT9
02 Feb 2024 07:02:56 GMT9

自民党は2日、派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件の実態解明に向け、政治資金収支報告書の不記載が判明した国会議員らへの事情聴取を始めた。関係者が立件された安倍、二階両派を中心に約90人が対象。これに加え、党所属の全議員にアンケート調査を行う方向で調整に入った。結果を踏まえ、党則に基づく処分を検討する。

岸田文雄首相は2日の参院本会議で「党として関係者への聞き取りを行い、不記載の実態把握に努める。その上で、あるべき政治責任について対応を考える」と強調した。

調査チームは、森山裕総務会長をトップに、渡海紀三朗政調会長、小渕優子選対委員長、梶山弘志幹事長代行、松山政司参院幹事長、福岡資麿参院政審会長の計6人で構成する。2人1組でペアを組み、弁護士も交えて対面で、派閥からのキックバック(還流)の金額や使途、不記載の経緯を確認。結果は茂木敏充幹事長に報告する。

自民は当初、聴取対象を安倍派幹部に限る方向で調整していたが、野党の要求も踏まえ、不記載があった安倍、二階両派の議員に拡大した。議員の不記載が確認されていない岸田派に関しては、会計責任者らを聴取する方向だ。

自民は週末も聴取を続け、不記載の判明した議員の暫定リストを5日に野党へ提示する方針。ただ、野党は内容が不十分な場合、審議拒否も辞さない構えを崩していない。同日に衆院予算委員会で予定される2024年度予算案の実質審議入りがずれ込む可能性もある。 

時事通信

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