
アラブニュース
リヤド:サウジアラビアは、28日、デンマークの首都コペンハーゲンで過激派がコーランを燃やしたことを強く非難し、「世界中の多くのイスラム教徒の感情を新たな挑発的段階に入れるものだ」とした。
外務省は、「表現の自由にかこつけ、最近、ヨーロッパの複数の首都で残念ながら繰り返され、そしてその行いを制止するはっきりとした対応もなされていない、この様な露骨な行為を強く拒絶する」という王国の立場を繰り返した。
同省は声明の中で、これら過激派の侵害行為が発生したすべての欧州政府に対し、憎悪と宗教信者間の紛争を助長するこれらすべての行いに緊急に対処するよう要請した、と述べた。
デンマークとスウェーデンの両方の市民権を持つ極右の活動家であるラスムス・パルダン氏は、1月21日、スウェーデンでコーランを燃やす抗議活動を行い、イスラム世界を激怒させていた。27日、パルダン氏はコペンハーゲンのトルコ大使館とモスクの前で再び愚行を働き、スウェーデンがNATOに加盟するまで毎週金曜日に続けると言明した。
パキスタン、ヨルダン、トルコ、オマーンとともに、イスラム協力機構、ムスリム世界連盟、アラブ議会、湾岸協力会議など、いくつかの地域的および国際的な機関もこの事件を強く非難する声明を発表した。