
レイ・ハナニア
シカゴ:ペンシルバニア州判事は、1月23日に起きたサウジアラビア人留学生アルワリード・アルゲライビさん(25)殺害事件の容疑者ニコル・マリー・ロジャース(19)の保釈を却下した。出廷は来月に予定されている。
ロジャース容疑者はジョージア州コロンバス出身で、アルゲライビさんの首を刺したとされている。アラブニュースに提供された裁判記録によると、同容疑者は26日(木)に法廷に召喚されており、2月13日(月)の最初の公判に出廷するまで警察に拘留される予定だ。
ロジャース容疑者は、3日間にわたるフィラデルフィア警察の捜査の後、1月26日(木)に拘束された。
ロジャース容疑者は殺人、強盗、住居侵入、窃盗などの嫌疑を受けている。捜査当局は地元メディアに対し、被害者の携帯電話などの貴重品が奪われたと語った。
警察によると、1月23日(月)午前11時50分頃、フィラデルフィアのハンスベリー通り300番地にあるアパートから人の叫び声が聞こえたという情報があったという。
警察が救急医療隊員とともに到着したとき、3階のアパートの浴室で首に致命傷を負ったアルゲライビさんを発見した。
大学生とされるアルゲライビさんは、浴室の床で発見されてから5分後に、フィラデルフィア消防署の医療班の職員によって死亡が確認された。
アルゲライビさんは近々学業を終え、サウジアラビアに帰国する予定だった。
被害者の叔父は地元サウジアラビアのメディアに対し、甥を殺害したと思われる人物はアパートの向かいに住む隣人だったと語った。