
リヤド:サウジアラビアはデジタルシステムの準備度に関して、G20で2位、世界で4位にランキングされている。国連国際電気通信連合(ITU)が明らかにした。
情報通信技術に関連したあらゆる物事を担当する専門機関であるITUの報告書によると、この順位はサウジアラビアが持続可能な規制枠組みの構築や、デジタル経済の強化のためのデジタル協調規制への移行に成功したことを反映したものだ。
サウジ通信情報技術委員会(CITC)の委員長を務めるムハンマド・ビン・サウード・アル・タミミ博士は、サウジアラビアの新たな世界的成果はサルマン国王陛下とムハンマド・ビン・サルマン皇太子殿下によるこの部門への限りない支援の結果として実現したと述べた。
また、ビジョン2030は強力かつ効率的な情報通信技術部門のための基礎を据え、それが世界的トレンドに沿ったデジタル変革のための野心的な戦略の策定につながったと指摘した。
続けて、CITCが情報通信・IT部門を最高レベルに発展させるためのいくつかのイニシアティブを立ち上げたことに言及した。投資の誘致やデジタル変革の加速に向けた戦略的措置として、様々な部門に魅力的で刺激的な規制環境を提供するためにデジタルシステムに関する国立アカデミーを設立したこともその一つだ。
加えて、CITCは協調規制に力を入れ、全ての国際的利害関係者を事業に取り込むことでサウジアラビアの競争力を高めたと指摘した。
さらに、ITUの報告書は主に監視能力や持続可能な成長など、規制機関が直面するいくつかの課題を浮き彫りにしたと述べた。