
リヤド:サルマン国王は、シリアのバッシャール・アル・アサド大統領を、5月19日にサウジアラビア王国で開催されるアラブ連盟の会合に招待したと、サウジ通信社が10日に報じた。
会合への招待状は、ダマスカスで大統領と会談した際に、ナーイフ・ビン・バンダル・アル・スダイリ駐ヨルダン・サウジアラビア大使から手渡された。
アル・スダイリ大使は、サルマン国王とムハンマド・ビン・サルマン皇太子の挨拶の言葉をアル・アサド大統領に伝え、シリア政府と国民の安全と安定を願っていることを伝えた。
これに対し、アル・アサド大統領は、国王と皇太子に挨拶と感謝の意を伝えた。
アラブ連盟は、7日にカイロで開催された会合で、シリアの連盟参加資格を回復させた。
シリアは2011年にアサド大統領に対する大規模な抗議行動を残酷に弾圧したことにより参加資格が停止となっていた。それ以来、反乱は内戦に発展し、50万人近くが死亡し、内戦前のシリアの人口2300万人の半分が避難した。