
ジェッダ:今年のハッジシーズン中は、陸路、海路、空路でサウジアラビアに入国する14箇所の港で、入国する巡礼者の健康状態を管理する予定だ。
保健省は、ハッジシーズンにおいて、疾病の国内流入を防ぎ、健康に関する安全保障を確保し、予防·治療サービスを提供するために、多数の健康要件を設定したと発表した。
ハッジシーズン開始までに完成予定の健康管理センターの統合システムが入国地に設置されつつある。
同省は、サウジアラビアへの到着段階での啓発活動によって巡礼者とその家族の健康意識を高めることに意欲的である。リーフレットを配布し、ホール内のスクリーンでウルドゥー語、フランス語、英語などの言語による啓発番組を放送する予定だ。
当局者によると、入国地の保健サービスは、ハッジにおける最初の防衛線であるという。また、保健の専門家が、ハッジのためにやってくる人、その荷物、輸送手段に適用される世界的な動向と国際保健規則に従って予防的な措置を講じるとのことだ。
保健サービスは、ジェッダ·イスラム港、ジェッダのキング·アブドルアジーズ国際空港、メディナのプリンス·モハンマド·ビン·アブドルアジーズ国際空港、ヤンブーのプリンス·アブドゥル·ムフセン·ビン·アブドルアジーズ空港、ターイフ国際空港、アル·バーサ港、エンプティ·クォーター港、サルワ港、キング·ファハド·コーズウェイ、アル·ラッカイ港、ジュディエット·アラル港、アル·ハディサ港、ハーラ·アンマール港、アル·ワディアー港で提供される。
センターには常時スタッフが配置され、ワクチンなどの医療用品が備蓄され、隔離室や患者を病院に搬送するための救急車も完備される予定だ。
また、巡礼者が持ち込む食品には、サウジアラビア食品医薬品局(SFDA)および関税局による検査が実施される予定だ。
保健省は、入国者数を記録し、電子健康サーベイランスネットワークを通じて、出身国や港で実施される予防策を報告する。
また、同省は、対象国向けのワクチン接種や、アフリカの髄膜炎ベルト地帯から来る人への予防治療など、その他の予防サービスも実施している。
同省は、世界保健機関(WHO)や国際民間航空機関(ICAO)などの国際機関と連携し、すべての巡礼者が渡航前に必要な予防接種を受けられるようにする。