リヤド:サウジアラビア軍は湾岸協力理事会(GCC)加盟国と米国とともに軍事演習を行なったことを、サウジアラビア国防省は8日に発表した。
軍事演習「イーグル・リゾルブ23」は東部州にある空軍戦闘センターで開始され、戦闘能力の強化、作戦即応性の獲得、あらゆるレベルでの計画と実行に関する専門知識の交換を目的としていた。
GCC加盟国と米国との戦略的・軍事的つながりの深さを示すために軍事演習は行われたと、国防省は声明で述べた。
2週間にわたって両国は、実弾を使った空中戦・ミサイル戦、防勢対航空作戦、空中給油、水上戦・海戦、電子戦、海軍侵攻、対大量破壊兵器防衛、多数の犠牲者への対応といった様々な演習に参加した。
終了式には、ファイヤド・アル・ルウィーリ参謀総長/中将、参加国の参謀総長、トゥルキ・ビン・バンダル・ビン・アブドゥルアジズ・サウジ空軍参謀総長/中将、サウジアラビア軍高官複数人が参加した。
演習指揮官のファハド・ビン・ハマド・アル・サルマン少将によると、演習と様々なシナリオが8ヶ月以上にわたって実施され、その間、サウジアラビアと米国ではいくつかの会議とセミナーが開催された。
参謀総長たちは参加する作業グループについて説明を受けてから「最高幹部」シンポジウムに参加し、共同の利害問題について討論した。
シンポジウムでの活動の一部として、米海軍中央軍中佐ブラッド・クーパー中将は「パートナーシップとイノベーション」という表題の講演を行った。一方で、サウジ側は「防空共同作戦」と「情報作戦」という2つの講演を行なった。